そらのオランダトラベルガイド&アドバイス

現地に住んでいるものとして、これは是非伝えたい!という情報を中心に綴ってみました。
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 言語

オランダ語。オランダ人曰く、ヨーロッパ言語の中でも難しいとされている言語だそうです。しかし、オランダは ドイツやフランス、イタリアといった国と比べて非常に英語が通じます。オランダ人は世界各地から来る観光客に 「ここに来たからには、オランダ語をしゃべりなさい」という態度は厳禁である、と心得ているのです。 特にアムステルダムは英語圏の次に英語が通じる場所?と思えるくらい英語が主流。お土産屋さんではオランダ人が オランダ語で話しかけても返事は英語で返ってくる、という有様です。一度は、ドイツ人観光客にはドイツ語に 切り替えているレストラン店員も見ました。なんと語学堪能なのでしょう。オランダ旅行をすればこのようなオランダ人を随所で見かけることができるでしょう。

オランダの海岸地帯はドイツ人観光客も多いインターナショナルな雰囲気


ただし。この状況を大いに勘違いしてしまったのでしょうか。日本人の中には「オランダ人の第一言語は英語」と考えて しまう方もいらっしゃるようです。これはオランダ人の文化を踏みにじっていると思います。日本にやってくる観光客が 日本人は中国語をしゃべっている…などと勘違いしていたとしたら悲しいことではありませんか。マイナー言語ですが、オランダ人にとって 第一言語はオランダ語です。オランダ語による歴史と文化があります。どうかそのことを忘れずに、喜んで英語を使ってくれる オランダ人へのリスペクトを忘れないでください。



 ショッピング

「オランダでお土産を買いたいのですが何がお勧めですか?」「オランダでお勧めのお店はどこですか?」…このような質問をよく受けるのですが、いつも「うーん…」と悩んでしまう私。オランダははっきりいってショッピング天国ではありません。



オランダの名産・土産の定番!といえば、チューリップ、チーズ、デルフト焼。。。てところでしょうか。チーズは色々種類があって、日本では手に入りにくいオールドチーズなんかが美味しくってお勧め。ただ、重いのでご近所さんに配ろう!と、何十個も買うのは大変なのですけれど。

チューリップは球根を購入して日本に持ち帰ることができます(ただし、検定済みのもののみ)。春先から夏にかけて球根を買う場合は、日本での保存に十分注意が必要です。日本は湿気が多く、植え付け時の秋が来るまでに時化ってしまうことが多々あります。暗くて涼しくて乾燥したところで秋まで保存し、秋になってから植える必要があります。

デルフト焼の置物は小さなものから大きなものまで、比較的手軽な値段なもの(シンプルな絵柄)から高級なもの(様々な色を含んだ複雑な絵柄)まで、色々バラエティーに富んでいるので、ご予算・お好みに応じて購入することができます。その他、お子様がいれば、ミッフィー関連の何か!という手も。日本では手に入らない商品がこちらでは売られています。



まあ、お土産はなんとかそんなもので誤魔化せるのですが(?)、ショッピングのほうは…。東京のど真ん中から来た私は、最初ロッテルダム中心街のお店の質に相当がっかりしたものです。どこにいっても同じお店のチェーンばかり。売っているものもそれ程大差なく、カジュアルな洋服ばかり。今だに行ったら必ず寄ってしまう、というような「お気に入りのお店」はない、といってもいいかもしれません。

それじゃあ、オランダにはステキなお店はないの?というと…それが、あるのです。あるんですけど、街中にお店が揃っていない、というだけなのです。たとえば部屋に飾りたくなるようなアンティークの家具や装飾品。こういったお店は、街中よりもむしろ郊外の村にステキな一軒家を構えていて、驚くほどの品数を揃えています。最近私が多数必要とした赤ちゃんグッズ。これも街中である程度のものは買えますが、郊外にいくとこれまた信じられないほど大きなお店があってありとあらゆるベイビーグッズを揃えていたりします。ちなみにオランダではペットショップを見かけませんが、たとえば「ヨークシャテリアが欲しい!」と思ったら、ヨークシャテリアを売るお店はオランダに一軒(または数軒)だけ。そこにいくと何十匹、何百匹のヨークシャテリアがいるのです。その代わり売っているのはヨークシャテリアだけ。マルチーズが欲しければ、また全然別のマルチーズ専門ショップにいかなければなりません。こう考えると、日本のように問屋業が発展していない、といえるのかもしれません。

なんだか話がショッピングからは遠ざかってまいりましたが…。というわけで、オランダでは観光に来て、1日やそこらで徒歩圏内にお気に入りのお店を見つけるのはなかなか難しい、と思っていただいたほうが良さそうです。


アムステルダムでアンティークショップめぐり

 Spiegelkwartier
約70軒のアンティーク・アートショップが集まるSpiegelkwartier地区(国立博物館・ゴッホ美術館界隈)
Spiegelkwartier界隈の店舗 … www.pappot.com

 Looier
70店舗強のアンティークショップが集まるマーケット
Looier内の店舗 … www.deveson.nl / www.cherob.com



 通貨

ユーロです。隣国ベルギー、ドイツもユーロを使用しており、通貨の心配なく気軽に国境を越えられます。 通貨は同じですが、国によって安いものや高いものがあり、また当たり前ながら手に入るモノも同じだったり違うものだったり、、、 ああ、こんなことならあっちで買ってくればヨカッタ〜!と思うものもあります。例えばドイツはスポーツ用品や日用品などが安いことが多いです。 旅行で一回限り、というのであれば気に入ったものがあったらその場で買う、価格は後で安いものを見つけても気にしない、 というスタンスで行ったほうがくよくよしなくていいと思います。



 ホテル

チューリップの咲く時期、4月〜5月および夏期シーズンはアムステルダムあたりのホテルは大変混んでいます。 この時期に自分達での旅行を計画されている方は、飛行機が取れたらすぐにHOTEL探しを開始しましょう! ホテルのランクは1ツ星〜5ツ星に分かれています。一般的な感覚(だいたいのイメージ)で分けると、夏休みや卒業旅行で でかける日本の学生さんクラスだとユースホステル、1つ星利用。会社員などのヨーロッパ個人旅行で 3つ星・4つ星利用。熟年旅行やスペシャルリッチ旅行で5つ星利用・・・といったところでしょうか・・・? ちなみに私がオランダ国内旅行をする際は、3つ星レベルを中心に探し、2〜3つ星ホテルに宿泊しています。 部屋が少なければ少ないほどスタッフとも仲良く顔見知りになれて楽しいものです。しかし、3つ星といっても かなりランクが上のものもあり、たまにどういう基準で選んでいるのだろう?と思ったりすることもあります。 そういうホテルに安く泊まれたら・・・ラッキーですね。

E-mailでのホテルの予約方法・注意点は「ホテル予約注意点」で。
オランダのホテルは「そらのプチホテル・B&Bファイルのオランダ編」で。



 公共交通機関

オランダは国も小さく、交通機関も発達しているため、緑の草原のど真ん中にぽつんと立つ一軒家ホテルや お城、といったものを除くたいていの町&村には電車&トラム&バスなどを使って到達することができます。 電車NSは最近遅れることも多く、乗換えを要する旅行をする場合は、3分乗り換え、5分乗り換えなどという 乗り換え時間の短い計画は乗り遅れた場合の時間も考えて計画しましょう。



大きな都市にあるトラムや地下鉄(METRO)は比較的しょっちゅう来ますので、そうそう慌てる必要は ありません。地方の村に行くバスは1時間に1〜2本ということが多く、きちんと計画してから出かけるのが 無難です。(ただし、バスは早く出てしまうこともあります。こちらも余裕を持っての計画が望ましいです。)

以前導入されていた「ナショナル・ストリップンカート(Strippenkaart)」は数年前に全廃止となり、現在は オランダ中どの公共交通機関も共通して「電子カード(OV-chipkaart=オービーチップカート)」を取り入れています。 このOV-chipkaartは根本的には日本のICカードと同じですが…残念ながら多くのオランダ人の不評を買っています。 何故か。

 それはカード代だけで7.5ユーロというお金がかかるということ。
ロンドンの地下鉄オイスターカードと違って、オランダのOV-chipkaart代は返ってこないのです。

 カード代が返って来ないのにもかかわらず5年間という有効期限がある。
私からするとこの意図が分かりません(怒)。それならカード代返してよ、といいたいです。


以上の点から、観光客にとってもこのOVカードは不評なことだと思います。7.5ユーロものお金を払ってカードを作るべきか 作らざるべきか…大いに悩む点でしょう。そこで、どういう場合に作るのが得策なのか…考えてみました。

 アムステルダムに数日間滞在し、アムステルダムを中心に観光する予定の場合:
アムステルダムは 比較的小さい街です。たとえば、駅から国立博物館まで、歩こうと思えば歩ける距離です。行きはお店を見ながらぶらぶら博物館まで 向かい、帰りはトラムに乗って戻る、というのは私がよく使う手です。トラムに乗ってしまうとあっという間に目的地に到着してしまうし、 途中の散策ができないので面白くないのです。ですので、もしかすると旅行される方も、ご自身で考えているより実際にトラムに乗る回数は 少ないかもしれません。そのことを踏まえて考えてみましょう。

一回ずつ券を買うと2.8ユーロ。1日3回以上利用することになると、一日券(7.5ユーロ)のほうが得になります。 3日間滞在の場合は、3日券が16.5ユーロなので(2日間は12ユーロ)、3日間で6回以上トラムを利用すると3日券を購入したほうが 特になります。では、OVカードを使う場合はどうなるのでしょうか。まず1日だけの滞在ではOVカードよりも1日券のほうが特になるのがお分かりですね。 OVカードを使うと、1回辺りの乗車金額がだいたい1.5ユーロ程(距離による)と考えて、3日間で6回以上トラムを利用して初めてOVカードが特になってきます。
OVカード: 基本料(7.5ユーロ)+ (一回の乗車賃1.5ユーロ x 6回)= 16.5ユーロ
3日券: 16.5ユーロ

よって、トラムに乗る回数が1日2回以上で3日間滞在される方はOVカードを買うという選択肢を考えてもいいのではないかと思います。

 オランダに何日も滞在し、アムステルダムの他、他都市も回る場合(特にバスを利用する回数が多い):
この場合はOVカードを購入されていいと思います。特にバスは、オランダ国内に多数会社があり、ほぼ各都市で運営会社が違うため、 一回券の有無・一回券の切符代が多様で、混乱が大きくなるかと思われます。OVカードは全国統一カードですので、何の不安もなく乗車することが 可能です。

 オランダに何日も滞在し、アムステルダムの他、他都市も回る場合(バスを利用することはない):
トラムやバスに乗る必要がある都市は限られています(ロッテルダムくらい。デンハーグは特には必要ない。)OVカードが必要か否かは訪問都市に よって変わってきます。


ちなみにNS(国鉄)もOVカードが使えますが、NSでカードを使うためには最初に「activeren(起動する)」必要があります。が、私はNSでカードを使うのは あまりお薦めしません。理由は、乗車する際、最低20ユーロの金額が積み立てられていないと電車に乗れないからです。オランダのOVカードの計算方法は、 電車に乗る際にお金が一定額引かれ、電車を降りる際にお金の精算が行われるという仕組みです。たとえば、ロッテルダムからデンハーグまでの乗車賃が6ユーロだったと しましょう。そうすると、最初に10ユーロ引かれ、最後の精算で4ユーロが返ってくるという仕組みです。地下鉄やトラムでは、1セント以上のお金が積み立ててあれば 乗れるのですが、NSは20ユーロ積み立てがないと乗れません。旅行中、計算が非常にうまくいって、最後に21ユーロ積み立ててあるカードで25ユーロの路線に乗りこめば、 実は逆にお得な状態になるのですが(!)、このように計算がうまくいくことはまずないと考えてよいでしょう。研究に研究を重ねれば可能ですけれども…。

説明が長くなり、なかなかうまく説明できないのですが、オランダのOV-chipkaartについてご理解いただければ幸いです。ご自身の旅行計画に合わせて考えてみてください。


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