オランダ観光

そらが訪ねたところを中心にオランダをご紹介します。
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  ザーンセスカンス (Zaanse Schans)

オランダのイメージ−風車のある風景が広がる村。6基の風車がザーン川沿いに立ち、風に吹かれて羽根が廻る 姿はとても美しい。

アムステルダムの北にあるこのザーンセスカンスはアムステルダムから半日もあれば簡単に訪れることが でき、オランダを訪れる観光客にはとても人気のある場所です。(アムステルダムから多数ツアーも出ています。) この村の家や建物は17世紀から18世紀のもので1950年以降ザーンダム地域各地から移されたもので、いわば オランダ版”明治村”のようなもの(?)です。まあ、こちらは実際に住んでいる人々がいる、という点は 違いますが。ここの風車は今だ現役で使用されており、観光客は羽根が廻っている風車の中の仕組みや 作業を見ることができます。動いている風車はかなりの速さで廻っていて、近くで見ていると羽根が 吹っ飛んでしまうのでは・・・と思うほどものすごい迫力。

その他、村にはチーズ工場やオランダに関するお土産屋さん、伝統的な木靴を作って売るお店などがあり、 いわゆる日本人がイメージするオランダ関連のものがチューリップ以外すべてそろっています。とにかく 短時間で伝統的なオランダを堪能したい!という方にお勧めの場所です。アムステルダムから電車で20分 程。ちなみにここで購入したミニ風車は今、うちのお庭でくるくる廻っています。かわいいよ。



  マウデン城 (Muiden)

アムステルダムの東、電車で約20分くらいのところに位置するこのマウデン城は、短期で訪れる観光客でも 比較的訪れ易いお城で、日本からの観光客もたびたび訪れているようだ。お城、城下町、そして今は 湖となってしまったアイメア湖、そして広々と広がる牧歌的な風景など・・・豊かなオランダを垣間見ることが できるシーンがいっぱい。

ヨットが行き来する町の運河

 マウデン

マウデン城の城下町(?)、マウデンは小さくゆったりとした町だ。アイメア湖畔には、ヨットハーバーが あり、たくさんのヨットが停泊している。町を歩けば、お店などは数えるほどしかないが、天気がよければ、 船の行き来する運河沿いに座ってぼーっとするのも魅力的。私が訪れた時、運河沿いに建つ小さなカフェでは人々が のんびりと楽しい春の午後を楽しんでいた。アムステルダム行きのバスも夜遅くまで(12時過ぎ)運行されていて、 のんびりしているけどかなり便利な豊かな町だ。

 マウデン城

開館時間 ちょっと複雑な開館時間。夏期(4月から9月)の午後1時から3時までの間につけば中に入れるのは 確実。冬期の場合は土曜日がお休み。

マウデン城

その昔は海であったアイメア湖畔に建つマウデン城。その歴史は1204年までさかのぼり、当時は海から 川に入ってくる船を監視するためにこのお城は建てられた。その後、1350年に一度建て替え&拡張が行われ、 現在の城の形となった。城の周りには運河がお堀のように取り囲み、水と石のお城のマッチングは 遠くから見ても美しい。1609年以降は詩人、演劇家、そして歴史家でもあったホーフトがこの城に 移り住み、ここでマウダー・サークルなる芸術を楽しむサークルを結成する。彼はここに友人である 音楽家や作家を呼び寄せ、音楽や文学を楽しんだという。当時としては非常にモダンな美術室も 作り、たくさんの芸術家がここで作品を完成させたという。このグループがオランダにもたらした文化の影響力は 計り知れない。1814年にこの城はオランダ政府に明渡され、現在はミュージーアムとして観光客を呼び寄せている。

マウデン城の周りは牧歌的な風景

ガイドツアーによってのみ、城内に入ることが可能で、自由に見て廻ることはできないのだが、 中世の雰囲気を大いに醸し出す作りになっている。小さな木のベット、素朴なテーブル・・・、 これらを見て廻ると、豪華なお城のイメージというよりも、質素なお城のイメージのほうが強い。 暑さ&寒さにめっぽう弱く、人々は気温に大変苦労させられたようだ。 17世紀の世界はこんなんだったのだなあ、とタイムトリップして中を見て廻る・・・そんな イメージだ。芸術家のグループの影響か、現在も夏の間はコンサートが開かれたり、演劇が催されたり、と いろいろな催しがあるので、時間が合えば、お城をバックにした芸術を楽しんでみてはいかがだろう。 また、お城敷地内にあるガーデンも夏の間は美しい花々で、観光客の目を楽しませてくれるに違いない。

マウデン城の公式WEBサイト:
www.muiderslot.nl

(マウデンに関する日記は「田舎ワンダレン日記」は→ナールデンからマウデン城へ をクリック)



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