とっておきのヨーロッパ - ドイツ・ドレスデン

筆者が旅したヨーロッパの見どころをご案内します。今回はエルベ川の真珠と称えられる旧東ドイツ一の美しい町をご紹介。
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 ドレスデン (Dresden) 

旧東ドイツに位置するドレスデンはザクセン州の州都として昔から栄えてきました。戦前はエルベ川のフィレンツェやらエルベ川の真珠やら宝石やらとたたえられ、美しい北ドイツの街として栄えましたが、第二次世界大戦の末期である1945年2月13日から15日にかけてヨーロッパでは最大の大爆撃が行われ、街の80%が破壊されました。ドレスデンにはこれといった軍事施設もなく、美しいこの街が何故このような大空襲に見舞われなければいけなかったのか…戦後もずっと論議が続きました。しかし、この美しい街を再び、というドイツ人の強い意思の元、戦前と同じような街並みを再現することに成功しました。石は黒く焦げて、戦争の悲惨さを物語っているものの、現在も観光客は戦前と同じような美しい街並みを見ることができます。街の真ん中には和解を象徴する建築物として2005年に再建された聖母教会が華々しく輝いています。




 聖母教会 (Frauenkirche)

2005年に再建されたドレスデンの象徴。東ドイツ時代は瓦礫の山のままずっと放置されていたので、統一ドイツの象徴とも言えるかもしれません。外から見ても黄金に光るドームがまぶしく内部もピンクで新しい。ドームに上り、展望を楽しむこともできます(有料)。真下の広場の人々を上から眺めるもよし、街の向こうに広がる緑を眺めるもよし。天気が良ければ遠くチェコ方面まで眺めることができます。





 ツヴィンガー宮殿(Zwinger)

ドイツ有数のバロック建築として知られるツヴィンガー宮殿。中世においてはこの地はまだ街をとり囲む壁の外に位置していましたが、15世紀に入り次第に街が拡張されるにつれて街を撮り囲む堀が埋め立てられ、その外側に第二の壁が建てられました。ツヴィンガーとはこの二つの壁の間の場所という意味で、その名前を取って現在もツヴィンガー宮殿と呼ばれています。17世紀後半、当時のザクセン選帝侯であり、同時にポーランドの王となったアウグスト強王はフランスの広大なベルサイユ宮殿を見て、それと同じような何かすごいものを建てよう、ということになりこの地に宮殿が建てられることとなりました。第二次世界大戦の大爆撃でツヴィンガー宮殿も大打撃を受けたものの、比較的早く再建が始まり、現在はいくつかのミュージアムとして使用されています。







 アルテ・マイスター絵画館(Gemaldegalerie Alte Meister)

ツヴィンガー宮殿内にあるドイツ屈指の絵画館。ベルリンの絵画館、ミュンヘンの絵画館と並びドイツ三大絵画館と呼んでいいのではないでしょうか。この3つの絵画館に共通するのは、最重要絵画しかない!という点だと私は思います。ヨーロッパには多数の名美術館・博物館がありますが、子連れで行くと途中から子どもが飽きてしまって最後まで見ることができない、広すぎて途中で歩き疲れてしまって集中できない、時間がなくて全部見られない…etc.の問題があるので、それほど大きくないけどハイライトだけ並んでいる、という美術館は大変重宝するのです。このドレスデンはゆっくり・じっくり見ても2時間程。集中が途切れない程度の大きさで有名絵画が並んでいるので、絵画を良く知らない人でも十分楽しめます。なお、私たちは夏休み期間中に行きましたが、特に混雑することもなくチケットも普通にすぐに購入することができました。こちらは特に事前購入は必要ないと思います。


アルテ・マイスター絵画館のサイト: Gemaldegalerie Alte Meister (Old Masters Picture Gallery)



 緑の丸天井(Grunes Gewolbe (Green Vault))

こちらは華麗なる宝石がずらずらと並ぶヨーロッパ随一の宝飾品コレクション博物館。ツヴィンガー宮殿内ではなく、ドレスデン城内にあります。金銀大好き、宝飾品大好き、という方は是非訪れたい場所です。こちらの入場は非常に厳格で簡単に入れる博物館ではありません。一日に入れる人数も限られているため、シーズン中のチケットは何カ月も前に売りきれる可能性が高いです。チケット予約はネットでできますが、時間指定もする必要があり、ドレスデンに数日滞在する人以外が予約入場するのはちょっと難しいかもしれません。なお、入場に際し、荷物は全て預ける必要があります。しかし、中に入ってみれば普通の(宝石ザクザク展示ですが…)博物館です。


緑の丸天井のサイト: Grunes Gewolbe (Green Vault)

チケット予約: TIME TICKETS HISTORIC GREEN VAULT



 ドレスデン君主の行列(Furstenzug)

ドレスデン城の北東側にある中庭に面した外壁が日本人観光客の間で特に人気のある「ドレスデン君主の行列」です。もともと1870年代に「sgraffito」という技術を使って35人の君主が描かれましたが、この技術は損傷が激しく、1900年代に入ってから24000枚ものマイセン陶器タイルをはめ込んだ絵画に変更されました。第二次世界大戦でもほぼ無傷のまま残り、現在も黄金に輝き続けています。


102メートルにも渡って続く絵画


 シアター広場 (Theater Platz)

ツヴィンガー宮殿からエルベ川にかけて大きな広場があり、ここからの眺めは重厚で素晴らしいです。広場の真ん中にはドレスデンのシンボル、オペラ座が建っており、良い演目に出会えたら是非見てみたいもの。オペラ座が最初に建てられたのは1841年ですが、直後の1869年に一度焼失してしまったため、再び1878年に完成しています。第二次世界大戦後はずっと工事が先延ばしになり、完成したのは1985年でした。オペラ・ファンにとっては夢のような歴史を持っており、ワーグナーのさまよえるオランダ人、タンホイザーの初演が行われたのはこの オペラ座です。このオペラ座の前にはザクセン王のヨハンの像が立っています。

このオペラ座の前にあるのがカトリック旧宮廷教会。こちらも外壁の装飾が素晴らしいです。ザクセン選帝侯でありのちのポーランド王となったアウグスト2世が自らの政治的立場により、プロテスタントであったこの教会をカトリック教会に改宗させたという歴史を持っています。ザクセンの主たる宗教はプロテスタントですが、ポーランドはカトリック教国のためポーランドの顔をたてる必要があったのです。現在の建物は1751年に建てられたもの。戦後に再建されたものですが、ロココ調に纏められた内部は当時の荘厳さを失っていません。


カトリック旧宮廷教会内部


 ピルニッツ宮殿&公園 (Schloss & Park Pillnitz)

行き方:簡単で変化に富んだ楽しい行き方は、トラム2番で終点まで行き、そこから渡し船で対岸に渡るというものです。渡し船はあっという間に対岸についてしまいますが、優雅なエルベ川クルーズを楽しんだ気分になれることでしょう(?)。


渡し船に乗って対岸に渡ります

北にワイン畑、南にエルベ川…という美しい田園風景の中に建つピンクの美しい宮殿。まったくの西洋建築でありながら描かれている絵が東洋(中国)風で、その融合具合が熟知した東洋を巧みに取り入れた…というよりもむしろ噂で聞いただけのまだ誰も見たことがない憧れの東洋、といった雰囲気でいかにも美しいユートピアな宮殿となっています。東洋から来た日本人の私もなんとなく懐かしいようでいて、実際には、まだ見たこともない美にウットリしてしまいました。庭から眺める宮殿が美しく、是非夏の美しい時期に訪れたいものです。内部は美術館・博物館になっていますが、特筆すべき何かがあるワケではありません。

また、この宮殿はドイツ屈指のガーデン宮殿として内外に知られています。有名なのは椿。これが椿?と思えるほどの巨大な大木が公園内にあります。この椿を守るために、可動式の専門グラスハウスがあるくらいで、ビックリ!!!です。お城が好きな方、お庭が好きな方にお薦めできる宮殿です。なお、この宮殿の裏側は立派なワイン畑が広がっており、ワイン畑の周りには優雅な家々が建っています。時間がある方はこの辺りをのんびり歩くのも楽しいでしょう。本当に美しいエリアです。



ピルニッツ宮殿&公園のサイト: Schloss Pillnitz



 ドレスデンのホテル

ベルリンと同じく、元東ドイツのドレスデンには、小さな家(アパート)をステキな貸しアパートメントにして貸出しているところがたくさんあるのでそういうところを探すと安上がりです(ただし少なくとも2泊以上の予定でないとダメなど条件がありますが…)。市内の交通機関は非常に発達しており、どのトラムも10分おきくらいにやってくるので旧市街から離れていても特に不便はありません。(フランクフルトやミュンヘンなどの)旧西ドイツの都市とは比べモノにならない程、治安の良さが際立っているのも特徴すべき点で、どこを拠点にしても問題ないでしょう。

ドレスデン・ホテル検索

値段と地図を合わせ見ながら調べると便利です。写真もたくさんついているのでイメージが沸きやすいかと思います。

「そらのプチホテル・B&Bファイルのドイツ編」にて ドイツのお薦めB&Bやプチホテルをご紹介していますのでそちらもご参考ください。
「海外ホテル選び・手配・注意点」もどうぞご参考ください。




  ドレスデンのレストラン・カフェ

ドレスデンのお薦めレストラン・カフェをご紹介します。

 Watzke ball und brauhaus - ビア・ガーデン

今まで訪れたドイツのビアガーデンの中で一番良かったかも。雰囲気良し、味良し、お値段良し…の3拍子揃った素晴らしいビアガーデン。本店のこちらは市内からトラムに乗らなければならず、ちょっと面倒くさいけれど行く価値は十分にアリ。私たちが行った日は、ドイツ人ファミリーが何家族もお誕生日会やらパーティをやっていて、本当にドレスデンっ子に愛されているんだな…というのが分かりました。色んな料理が揃っているので、居酒屋風に何皿も頼んで皆でシェアできるのがうれしい。一皿のお値段が安くてもかなりのボリュームで出てくるので注文しすぎないようにご注意あれ。本当にお薦め!!!本店に行けない人は、支店が2店あるのでそちらでもいいかも。



レストランのサイト: Watzke ball und brauhaus
住所: Kotschenbroder Strasse 1, 01139 Dresden Telefon: +49 (0)351 85 29 20


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