ヨーロッパ紀行 - フランス・ブルターニュとモンサンミッシェル10日間の旅 2013

2013年の夏のフランス10日間の子連れ旅行記をお届けします。
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 フランス・ブルターニュとモンサンミッシェル10日間の旅 2013

本日は土曜日!フランスで2番目に大きいというレンヌのマルシェを見て、午後列車でポントルソンに向かいます。

 Day 3 - レンヌの土曜日マルシェ

今日はかなりのんびり…で、朝8時半過ぎ起床。ここでは朝食も頼んでいないので相当のんびり…。りすちゃんは「どうしてここで朝食を食べないんだ!」と かなーりご機嫌斜め。今回のこの旅行では、彼女はどこに行っても非常に難しく…大きくなっても子供との旅行は大変なんだな、、、(涙)を実感する こととなりました。何が難しいか…さらっと書きますと、新しい場所へ行くと前の場所が懐かしくなりこんなところは嫌だと文句を言う、というものです。 この夏はこの旅行だけでなく、いろいろ難しかったので、難しいお年頃だったのだと思います。ま、そんな話はさておき…(汗)。

まずはだんなに駅で14:55分発の列車のチケットを買ってきてもらいました。その間、私たちはのんびりテレビを見たり、荷物をまとめたり…。 10:30頃チェックアウト。再び街に向かいました。昨日すでに街を歩いてどんなところに何があるのかが分かっていたせいか、今日はすぐに カフェが見つかりました。指さしで購入するカフェテリア形式でラクちんです。そしてどうやらチェーン店らしいのですが、めちゃ安い!! こりゃ、ホテルの朝食を断って良かったかも…。


またも木組みの家


昨日行かなかった通りを行くと、これがまたかわいい木組みの家が立ち並ぶ通りでした。どこも子供服なんかを扱う店で うまく再生されているストリート。今日は天気も晴天でキラキラと美しく見えます。これがフランスの光なんだな。 普通に写真を撮ってるだけなのに上手に撮れるんですもの。


St. Anne付近の広場


今日は粘ったけどメリーゴーランドの許可下りず…


一瞬うれしそうに走り回るりすちゃん


この広場にも昨日とは別のメリーゴーランドがあり、本日はとても賑わっていましたが私たちの許可が下りず、、、がっくりするりすちゃん。


レンヌのおしゃれな一角にて


こちらはちょっと朽ちかけたエリア


とにかくレンヌは一本道が違うだけで、賑わっていたり、とても美しい通りだったり、またその逆だったりするのでやはり全部見て回らないといけませんね。 昨日はこの近くまで来たのに、本日見たこれらの通りは全てスルーしてしまっていました。見逃すところでした…。

さて。私たちはマルシェの方へ。ここ、レンヌの土曜日のマルシェはフランスで2番目に大きいのだそうで、フランスでは有名なのだそうです。 チーズ、お肉、お魚、野菜…なんでも美味しいものが揃っているのだとか、、、。うーーんいいねえ、とは思えど、そんなものは買えないので 見て回るばかりでした…。ちょっと残念。バカンスで出店してないお店もあるようでしたが、全体的にはとても賑わっていたと思います。 どこに行ってもマルシェ見学は楽しいです!


ミュージシャンが明るい音楽を奏でる


突如現れた正体不明の着ぐるみたち


ここでマドレーヌを買って食べる…うまい


カラフルな花束を売る花屋さん


陽気な天気だったせいか、急に私は疲労を感じました。突然やってきてしまった。これは…座って休まないと…とカフェに入って一休み、 トイレに行こうとするのですが、ここ…おトイレがないと言われる。うっそー…(汗)。カフェでトイレがないなんて。さすがトイレ事情が悪いフランス。 そのときは少し急を要していて(汗)このままトイレに行かなかったら倒れてしまいそうです。なんとか粘って「今行かないと、私は病気だ。」と 店員さんに食い下がると、道路をはさんだ向かい側の工事中の建物に連れて行ってくれました。この奥にトイレがありますよ、って…トイレがないというのは本当だったんだ!! 入り口で工事をしているお兄さんに「メルシー」と一言言ってカフェに戻りましたが気分は回復せず、力なくパンをかじりました。それにしても弱いなあ… なんだか悲しい。それでも、少し時間が経って歩けるくらいに回復してきたので、ぷらぷら歩いて、しぶとく途中見たかったお店も覗いて、写真も撮って…ホテルに戻りました。


レンヌを去る前に…一枚ぱちり


ホテルで荷物を受け取り、 駅へ。14:55分の列車、ということで14:30頃ホテルからぶらぶら駅に向かったのですが、なんとこの時間では遅すぎでした。のんびりローカル始発列車はずいぶん早くから入線しているらしく、 すでに大きな荷物を抱えた旅行者でいっぱい!!!連席どころか座る駅さえ見つけられず…という感じ。なんとか一席ずつ席を確保して三人離れ離れに座りました。

ローカル線はかなりガタごと揺れる列車でした。ちょっとSLっぽい揺れ方。ゆっくり進むんだけれども、なんといっても車窓がいい。フランスは美しい…思わずそう呟きたくなるような 美しさで、外ばかり眺めていました。




50分後の15:45分、ポントルソンに到着。モンサンミッシェルに一番近い駅ということでたくさんの観光客が降りました。駅を出ると、モンサンミッシェル行きのバスが駅前で 待っていて多くの人は荷物を抱えてモンサンミッシェルへ。自転車でどこかへ向かう人々もいました。私たちは…スーツケースを抱えてこのポントルソンにある日本人女性が やっているB&Bを目指します。歩いて10分くらいでしょうか。ようやくB&Bに到着。この日はお祭りみたいで、B&Bの前の通りは大きな音楽がガンガン鳴っていて、 ローカル品を売るブースとか、子供が遊べるスペースとか…りすちゃんが目をぱっと輝かせるような子供だましのものが並んでいました。「ここはいい!」とりすちゃんは 早くもご機嫌です(苦笑)。

B&Bのベルを鳴らすと、日本語で「いらっしゃーい。」と出迎えてくださいました。入ると「スリッパどうぞ。」の一言。何気ない一言ですが、日本を連想させるホッとする一言です。 オランダから遠くはるばる西の果てまでやってきた、という気分でしたが、ここに住んで頑張っている日本人もいる。先ほどの疲れがまだ抜け切れておらず、まだまだ 笑顔を出せるほど余裕はなかったけれど、やさしいオーナーさんの対応に心がとぎほぐされるような思いでした。


B&Bにて - りすちゃんの寝るスペース


B&Bにて - 庭もあでやか


B&Bにて - 広いベッドスペース


B&Bにて - ソファに座って部屋を見る


部屋に案内されてこれまた大喜びのりすちゃん。今まで泊まっていたホテルの二倍はあろうかという広いスペースだから、うれしいのも当たり前。窓から外を覗くと緑溢れる庭。 そして反対側の窓からはお祭りでにぎやかな通りが見えました。部屋の中で、ぐるぐるぴょんぴょんと飛び跳ねていた彼女もしばらくすると外のお祭りを見に行きたい、と 言い出し、だんなとりすちゃん二人で見に行くことになりました。私は疲れていたので休息。部屋には何冊かの日本の本やフランス特集の雑誌があったので、 フランス特集の雑誌を見ながらゴロゴロすることにしました。部屋には貴重な日本茶パックも置いてあったので、お湯を沸かしてティータイム。癒されます。

しばらくするとりすちゃんとだんなが興奮気に帰ってきました。部屋の窓から覗くと見える建物は観光局で色んな情報が手に入るそうで、 たくさんのパンフレットを持って帰ってきました。明日出かける自転車の情報が重要なのに、それは何にも聞いてない、ということなので(…)、私も元気回復したことだし もう一度観光局に行くことに。観光局で自転車を借りられるところ、そして自転車ルートの地図を貰って帰ってきました。午後7時頃、夕食を取りに再び外へ。 ポントルソンは本当に小さな町で、街の中心街をぐるっと一周しても10分〜20分ほど。レストランやお店が何軒かあるくらいで、特に見どころがあるワケでもありません。 ただ、雰囲気はよく、観光客がちまたに溢れているので活気に満ちていました。特にこの日はお祭りだったせいもあるのかな。入ったレストランはそれほど大きくない レストランだったけど、どうやら少人数で賄っているらしく、オーナーとおぼしきおばさんが見るからにてんてこ舞い。あれほどあくせくしながらレストランで働く人って オランダではいないなあ。フランスでは普通なのか分からないけど。色々言われるとカーッと頭にのぼっちゃうらしく、そこまで言わなくても…と苦笑する場面もアリでした。


一番安い3コースの一品


値段は恐ろしく安く(苦笑)3コースで13.50ユーロ。こんな安いの、オランダじゃあり得ませんね。いったいどんな料理なんだろう…と思いきや、サラダもムール貝も チョコレートムースも普通で、量も私にぴったりだったからちょうど良かったかも。ただ、混んでいておばさんはてんてこ舞いだったから異様に時間がかかっちゃったけどね。 ま、私たちは先を急ぐ旅人でなし、別に問題なく、のんびりと食堂に座っていたのでした。

夕食を食べ終えて、一度は部屋に戻ったのですが、窓から覗くとちょうどモンサンミッシェルの方角は美しい空色に包まれており…うわー、今、出かけてモンサンミッシェルを 眺められたらどんなに美しいだろう、と思いました。自転車も車もないので見に行けなかったのが心残りかな。


窓からモンサンミッシェルのほうを眺める


美しい空色は目をうっとりさせましたが、どこからかバグパイプの音も響いていてこちらは耳をうっとり。あのどこか懐かしいようなバグパイプの音、私は大好きなんです。


窓から市庁舎のほうを眺める


時折賑やかメロディーを奏でながら聞こえてくるバグパイプ・ミュージックに引き寄せられるように再び外へ。外では、薄ら明かりの中、レストランの前にずらーっと テーブルが並び、皆がムール貝を食べていました。その横にバグパイプの音楽を奏でる5人の音楽隊がいて、その周りに人が群がっていました。バグパイプと言うと、スコットランドが 有名ですが、同じケルト文化を持つこのブルターニュ地方でもバグパイプ音楽が現在に継承されているんですね。ブルターニュもケルトの血を引く、とは 前から知っていましたが、実際にイギリスと同じような音楽も残っているとは知りませんでした。現在はフランス、イギリスと言えばまったく違う国のように 感じられますが、「民族」という分類で行くと、こことスコットランド、アイルランドなどは家族・親戚関係といっていいくらい密接なつながりがあるのですね。


バグパイプを担がせてもらうりすちゃん


音楽隊が休憩に入ったので、是非バグパイプの写真を撮らせて、とカメラを向けると、親切なおじさんがりすちゃんにバグパイプを担がせてくれました。 正直羨ましいぞ…私も担いでみたい!!!写真撮影を終えて、私たちは再び部屋に帰りました。のんびりフランスの田舎でのひととき。特段何があるというわけでもなかったけど 甘く平和なひとときで、こういう日の「感覚」を旅の思い出として脳裏にいつまでも刻み続けるのでしょう。。


 ポントルソンのB&Bの詳しい説明は: お薦めフランスのB&Bご紹介


 フランス・ブルターニュとモンサンミッシェル10日間の旅 2013 4日目へ続く



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