ヨーロッパ紀行 - スペイン・バルセロナへの旅 2010

スペイン・バルセロナへの旅行記をお届けします。
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 スペイン・バルセロナ滞在1週間 2010

今日は一日、バルセロナのアール・ヌーヴォー(モデルニスモ)を堪能する一日。天気も良く、楽しい散策でした。

 Day 4

昨日は、夜じゅうスコールのような大雨でしたが、幸い明け方には雨もやみ、外に出かける頃には、青空が広がってきました。ラッキーです。

今日は、11時にカタルーニャ音楽堂の内部ツアー予約があるため、10時頃、家を出て、カタルーニャ音楽堂に直行しました。15分前くらいに到着したので、ツアーの待合場所となる 中のカフェで待機。カフェは、アール・ヌーヴォーの雰囲気たっぷりで、ステキでした。しかし…お値段もステキ(汗)。ここでは、優雅にお昼ご飯etc.できないなぁ〜(汗)。 15分前から待っているのは、数人でしたが、ツアー時間間近になると、たくさんの人がやってきました。1ツアー50人だったかな。大した人数ではありませんが、カフェに 50人はけっこうな人です。オランダ語や英語も聞こえ、ツアー客もインターナショナルです。

ツアーの最中、りすちゃんが騒いだらどうしよう…それが心配の種だったのですが、幸い3人の子供を連れた家族連れがあって、りすちゃんは彼らの後についていくのに必死です(…汗)。 お陰でとても静かにしてくれたし、こっちもガイドのお兄さんのお話しに集中できたので、幸いでした。ガイドのお兄さんは、立派なスーツを着た「かっこいい男」風なお兄さんで、 話もスペイン語訛りの英語というわけでもなく、分かりやすい英語でした。

内部は噂に聞いた通り、ゴージャスで、どこもかしこも細かい装飾がなされています。舞台の上でさえ、とても美しい装飾が施され、シンプルな場所がひとつもない!! このような場所では、観客の目が舞台の装飾に目を奪われるため、美しい音楽や芸術も台無し、という議論がある、とガイドさんが言うのも納得です。しかし、最初に見たビデオ で、芸術家たちも言っていた通り、ここで舞台を踏めるのは幸せなことであり、きっと高揚した気持ちで、演奏できるのでしょう。ちなみに前日は、ケビン・コスナーの コンサートだったそうです。ケビン・コスナーって…最近、姿を見せないと思ったら、こんなところでコンサートやってたの?!…びっくりです。

美しいステンドグラス


↑ここは、写真撮影は固く禁じられています。…なのに、何故写真があるんでしょうね〜(ほほほ…)。

劇場内部だけでなく、廊下さえも豪華


ちょっと堂々と撮りすぎた?他のお客さんに、ダメですよ!と怒られました…すみませ〜ん。

1時間ほどでツアーは終了。ツアー料金は高いですが、内容はなかなかです。もちろん、コンサートに行けるチャンスがあれば、そちらに行ったほうがいいに 決まってますが…。

外の柱さえ美しい


内部ツアーに参加できずとも、外部を見るだけでも一見の価値あり、ですね。建築はたったの3年?2年?(←説明があったのに忘れました)という驚きの スピードで完成したそうで…ここ、地震がもし起こったとしたら、一発で倒れそうです…(苦笑)。地震がないこの地に感謝。

正面入り口


本当に美しいです




12時にツアーが終わったので、ちょうど音楽堂の目の前にあったカフェバーに入りました。見た目はシンプル、お客さんも少なくて、わざわざここに しなくても良かったかも…という感じでしたが、夫婦でやっている(?)このこじんまりしたバー、この二人がとっても子供にやさしくて、りすちゃんに ニコニコ笑いかけてくれました。おまけにクリーム入りドーナツを差し入れしてくれました!!やっぱりここにして良かった(笑)!!

簡単なランチを食べて、さて、これから、カタルーニャ・モデルニスモ(アール・ヌーヴォー)巡りです。事前にだんなが図書館で借りてきた10冊ものガイドブック の中に、「アール・ヌーヴォー巡り」という散歩案内があって、それを参考にして回ることにしました。

まずはグラシア通りから


まずはグラシア通りから、、、なのですが、グラシア通りに入る前に、子供服(靴)の大きなお店が、2軒並んでいて、吸い込まれるように中へ… 。一軒は、オランダでも有名なChiccoのお店(でも、オランダではベビーカーしか売っていないよ)。ここで売っているChiccoの靴もお洋服も可愛い〜、と、 つい欲しくなっちゃったけど、りすちゃんがイマイチ乗り気ではないので、けっきょくヤメ。最近は、私が強引に買ってもりすちゃんが気に入らなければ 全然着てくれないので、無駄な投資になってしまうのです。

さてさて。ようやくグラシア通り、、、ですが、今度はアイスクリーム屋に足止め(苦笑)。りすちゃん、念願のアイスを買ってもらって、得意気。 途中でぼとっと落とされても困るので(汗)、道のベンチに座ってアイスを食べました。

さて、そんなこんなで、寄り道だらけですが、いざ!アール・ヌーヴォー巡り開始です。

Casa Lieo Morera


さて。実際に何を見たか…を書こうとして、、、この「ガイドブック」をすでに図書館に返してしまったことに気がつきました。 この散歩案内がないと、、、写真を見ても、何の建物か覚えていないので、詳しいことが書けないではありませんか(汗)。 うーーーん。仕方ない…覚えていないもの、検索不可能なものは、写真のみの掲載です〜…。

このグラシア通りには、目を奪われる豪華な建物が並んでいて、「ガイドブック」などの説明を読みながらでないと、 どれが有名な建築家の作か、そうでないか、がさっぱり分かりません。それでも、やはりCasa Lieo Morera(カタルーニャ音楽堂と同じ リュイス・ドメネク・イ・モンタネール作)から始まり、カサ・アマトリエール、カサ・バトリョに続く並びは、 豪華さが他とは違い、遠くからでも認識可能でした。

ヌーヴォーちっくなベンチ


ここの通りは、ベンチも、そして街灯もとってもおしゃれでヌーヴォーちっくで、絵になる街並みがさらに素敵になっています。 このベンチもとても豪華で、ベンチがただのベンチじゃないところが、すごいです。

カサ・アマトリエール


カサ・アマトリエールとカサ・バトリョは近くから見ないと…と、道を渡って建物拝見。

見学客でいっぱい


カサ・バトリョは中も見学したい建物でしたが、お値段が素敵に高すぎる(二人で35ユーロ)ので、…辞退。代わりに隣の カサ・アマトリエール(内部一階のみ公開)を見て満足することにしました。。。って、全然違う、、、か(苦笑)?!

カサ・バトリョ


カサ・バトリョは噂に聞く通り、見事な曲線美です。現在のシンプル・まっすぐなデザインとは対極をなしてますね〜。 私個人の好みとしては…両方ミックスのほうがいいんですけど(笑)。

カサ・アマトリエールのステンドグラス


隣のカサ・アマトリエールは一階だけ無料で公開していましたが、隣のカサ・バトリョと比べると、こじんまりとして静まり返っていました。 柱も、ステンドグラスも、ランプも、、、どれも私好みで、素敵でした。

カサ・アマトリエールの柱


まぶしい光が入ってきます


ここからさらにまっすぐに歩くと、これまた有名なカサ・ミラ(写真下)。

カサ・ミラ


こちらにも入場せず、外から眺めるだけ。その後、少し道を戻って、マイナー・ロードへ。マイナーなので、人もほとんど歩いていません。 まさにのんびり散歩って感じ…。

建物の名前は何でしたっけ?


上記写真は音楽堂と同じリュイス・ドメネク・イ・モンタネール作。この人の作品は、どれも花が飛んでますね〜。

建物の名前はなんでしたっけ?その2


上記写真はブルーでとてもきれいな建物。カサ・ミラのように大通りに面した家は嫌だけれど、この通りのように静かで高級感があるアパートメントに住む…。 憧れちゃいます。

近くで見ても、装飾が奇麗です


しばらく歩くと、Casa de les Punxes(ラスプンシャス邸)が見えてきました(写真下)。とんがり屋根のお城見たいですね…。ここもアパートのようで… いったいどんな方々が住んでいらっしゃるんでしょうか?!

ラスプンシャス邸


大通りからちらっと眺めただけですが、こちらも優雅に曲線を描いています(写真下)。名前は、、、えーっとなんていう建物だったかしら。

曲線を描いた建物


最後に訪れたのが、やはりリュイス・ドメネク・イ・モンタネール作で、現在はバルセロナの高級5つ星ホテルとなっているCasa Fuster。 といっても、私たちは、外観を見ただけですが…苦笑。建物の前には、高級車が止まっていて、ナンバープレートはアンゴラのK1111。 誰か特別な方が泊まっているんでしょうか?

アンゴラのどなたかが泊まっているらしい


日本からは、よくハネムーナーがここを利用されるようですね。うらやましいです!

りすちゃんはスキップしていました


この散歩が終わった時点で、4時頃。どこかで一息つきましょう、ということで、近くにあったカフェに入りました。新聞があったので、 オリンピック情報を見よう!と、慣れないスペイン語に苦労しながら新聞をめくってみたのですが、スペインでは冬季オリンピックはまったく人気がないのか? なんの情報もありません。ひとつだけ、どうやらスペインの選手がスキーの何かに参加した、というような情報が出ていましたが、私が欲しい情報は それではなかった…。がっくり。

ずいぶんのんびりして、夕方5時頃になったので、とぼとぼ歩きつつ、夕飯が食べられそうなところもついでに探してみましょう、ということに なりました。

とぼとぼ歩いているうちに、大きなおもちゃ屋さん「ItsImagical」を発見!ちょうどカサ・ミラの斜め前あたりでしょうか。りすちゃんがささーっと 中に入ってしまったので、私たちも後に続きます。このおもちゃ屋さんの存在、全然知らなかったのですが、中にあるおもちゃはすべてここの オリジナル・ブランドおもちゃ。すごーーーいですねぇ。赤ちゃん用品のお店ならいざ知らず、幼児以上のおもちゃもすべてが オリジナルおもちゃなんてお店は…オランダにはないんじゃないかなぁ。ドイツにだってない気がするぞ。イギリスにはELC(Early Learning Center)という ブランドがありますけどね。でも、ELCも、取り扱っているものすべてがオリジナルブランド、というワケではなかったような気がするな〜。 そう考えても、このItsuImagicalはすごい!!

ちょっと未来的空間のItsImagical


このお店は、地階&二階もあって、地階には子供専用の美容室がありました。そして二階には子供のビオ・カフェが!!すごーーーーい。上がってびっくり、 下がってびっくりの私です…。田舎モンのようですねぇ(苦笑)。

そうこうしているうちにすっかり時間が経ち、外に出ると、薄暗くなっていました。薄暗くなった中、街灯が灯って、浮かび上がるカサ・ミラはとってもいい感じ。 絵になりますねえ。

夕暮れ時のカサ・ミラ


さて。本格的に、レストラン探しに取りかからねば…と探し始めたけれども、これが結構難航…。グラシア通りには、こじんまりしたレストランは見られなかったので、脇の道を行ったり来たりしたのですが。 いい雰囲気のところを見つけても、「8時から」と断られたり。ここじゃあねえ、という感じに見送ったり…。美味しそうなケーキが満載のカフェはありましたが、 夕飯がケーキじゃねえ、、、とか(←当たり前だ)。そうこうしているうちに、どんどん時間が経って、ついに7時になってしまいました。それでもレストランはまだまだ オープンしない、というのが、スペインの困ったところ…(涙)。

もうこれじゃあ、永遠に見つかりそうもないから、昨日食べたところにでも行こうか…と、とぼとぼカタルーニャ広場に向かって歩き始めたところ…。入り口が狭いけれども、 お兄さんが立っているタパス・バーのようなものを見つけました。メニューも出ていて、これだけメニューがあればいいんじゃない?と、お兄さんに入れるかどうか 聞いたところ、「大丈夫、大丈夫」と笑顔の対応。いい感じ〜〜、と中に入ると、奥はとても広く、おしゃれなスペースが広がっていました。

配られたメニューを見てびっくり、「カタルーニャ語」「スペイン語」「英語」に続き、、、なんと「日本語」メニューが!!!なーんと!ここ、日本で有名な レストランなんですか?!(←英語・オランダ語のガイドブックは10冊以上読みましたが、日本のガイドブックは一切読んでいないので、イマイチ日本の情報が分からないのですが) たまたま入ったのに、日本語メニューがあって相当びっくりしました。

レストラン:Piscolabis (Rambla de Catalunya 27 Barcelona)

おしゃれな空間


オーダーすると、あっという間にどどっと出てきました。量はどれも少し少なめ…?8品くらい頼みましたが、まあ、こんなもん?私は丁度よかったですけど…。 味も、まあまあ、こんなもん?(味音痴なオランダ人)だんなはとーっても喜んで食べてました(笑)。まだ7時過ぎで、お客さんはほとんどおらず、 しかも広いスペースなので、子連れでも、まぁったく心配することなく、ゆっくりと食べられたのが何よりも良かったです(←というわけで、後日またもう一度ここに やってきてしまった私たちなのでした)。

酔っ払いグループのような陽気な二人…


とにかく出てくるのも早かったので、8時過ぎには食事を終えることができ、ゆっくりお茶も飲んでからお会計。

入り口はかなり狭い…料理を作っているのが見える


街はまだまだ大混雑で、これから皆、ご飯を食べるんだね〜。オランダじゃ、この時間はすっかりさびれた町になっているので、 この大混雑がうれしかったりします。地下鉄に乗って、アパートへ。帰ったらけっこういい時間になっていて、慌ててりすちゃんを寝かしつける私でした。

 
バルセロナ・スペイン滞在1週間 2010 5日目へ続く



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