ヨーロッパ紀行 - スペイン・バルセロナへの旅 2010

スペイン・バルセロナへの旅行記をお届けします。
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 スペイン・バルセロナ滞在1週間 2010

今日はガウディの日。スペイン・バルセロナといえば…!の名所、グエル公園とサグラダファミリア(聖家族教会)を訪れます。

 Day 2

今日は快晴!窓を開けるとスペインの青い空が見えて、朝から気分が高揚してきました☆。 アパートの管理人さんの話によると、今年のバルセロナは雨が多く、私たちが着く前日まで寒くて雨ばかりだったとのこと。 着いてそうそうこんな良いお天気、なんて、私たちの日頃の行いが良い、ということかしら(ふふふ)。 昨日買ってきたクロワッサンとリンゴの簡単朝食を済ませ、さぁ、出かけよう!ということになりました。

ところが…りすちゃんが、なかなか外に出たがりません。自宅にいるときは、外に行きたがるので、 海外だということが分かり外にでるのが嫌?それとも、遊べないのが嫌?…よく分かりませんが…、 バルセロナでは毎日外に出るのを渋り、毎日彼女を説得する羽目になりました。今日は楽しい公園に行くよ!と言って 説得したのですが…グエル公園に滑り台なんてあるのでしょうか…汗。

外に出ると、心地よい天気です。昨日まで外に出るたびに、きゅっと背中を丸めていたのが嘘のよう。 さすが南国です。外に出ると、たくさんのアパートのベランダから、洗濯物が吊るさげられていて、外国に来たなぁ、という ことを実感できました。

さて、本日が初地下鉄。「地下鉄は(スリで)危ない!」というので、ソロソロと地下に降りて行きました。 まず切符(10回有効のT-10)を購入し、ソロソロと中に入りました。雰囲気は少しパリの地下鉄って感じ? 手動で開ける方法とか…なんとなく似ています。でも、こちらのほうが来る本数が多いのでは? 今後も、地下鉄にお世話になりますが、昼間はどこも3分おきに地下鉄がやってくるのでびっくりしてしまいました。 3分って…東京の地下鉄よりも多いんじゃ…(ラッシュ時は除く)。 しかも次の地下鉄案内を秒付で案内する…かなり進歩しているなぁ、と感動しました。 「危ない」というので、いつも気をつけて乗っていましたが、でも、実際には、地下鉄の電車内では、あまり危ないとは 感じませんでした。皆、リラックスして乗っているし。満員電車以外、それほど気をつけなくても いいんじゃないかなぁ…。

私たちのアパートの最寄り駅からグエル公園の最寄り駅レセップス(Lesseps)まで一本。15分?ほどで着きました。 地図を見る限り、ここから公園まで遠そうだなあ…と思ったのですが、やっぱり結構な距離がありました。 特に途中からは、上り坂!!…でも、この上り坂の道脇には、お土産屋さんやらレストランが並んでいて、 観光地って感じ。天気も良く、日本の春(4月)くらいの気温で、ほのぼのしていて、あぁ〜、日本の春を思い出すなぁ、と 思いながら歩いていました。これで桜が咲いていれば…最高なんだけど〜。

グエル公園入り口に見える塔


坂を登りきると、見えました、見えました。ガウディならではの、曲線が強調された面白い建物が…。

スペインの猫さんこんにちは


ちょうど真向かいにスペインならではのグッズを売るお土産屋さんがあったので、まずはそちらへ…。だんながさっそく集めている小さな人形(今回はフラメンコダンサー)を 購入してました…(汗)。

お店の前にて…壁の色が明るい!!


観光客がどこからともなく集まってきて、ぞろぞろぞろぞろ公園に入って行きます。。。こういう公園も珍しい?!

公園の入り口


晴天下、子供の声が「わーわー」響いていて、どこから聞こえてくるのか…と思いきや、グエル公園の隣は学校、真向かいは幼稚園のようで、どちらからも 子供の声が響いてくるのでした。りすちゃんは、その子供の声につられるように…学校に入りたがってました…が、残念、無理なんだな。

公園よりも…学校がいいらしい


公園に入ると、さっそく有名な「グエル公園のトカゲ」が出迎えてくれました。出迎えてるワケではないかもしれないけど…。

カラフルなトカゲ


その次は、天井の美しい回廊…。どこからともなくストリート・ミュージシャンの素敵な音楽が聞こえてきて、異国情緒が漂います。 この時期は、卒業旅行・春休み旅行の学生さんもいっぱいいるみたいで、日本語もあちこちから聞こえてきます。 いつもどこへいっても、あまり日本人を見かけないので、ちょっとうれしい…。

美しい曲線美の天井


天井をのんびり見ていると、りすちゃんとだんが先に行ってしまった。次に進むとグエル公園の有名な回廊があって、 おぉここが有名な…と思いつつ写真を撮っていたら、二人を完全に見失ってしまいました。。。

人が斜めになっているワケではないのです


仕方ないので一人でとぼとぼと先に進むと、上は有名な広場になっていて、大勢の観光客であふれかえっていました。 どこからともなくスペインらしきギターの音楽が聞こえてきて、にぎやかです。 一応ぐるぐる観光もしつつ、二人探し。

これまた有名な広場


素敵なギターでした。


最初はのんきに音楽を聴いたり、景色を楽しんでいたのですが、 全然見つからないので、だんだん焦ってきました。どこへ行ったのだ!! 登ったり下ったり…それらしき人を求めて探していると、ようやく見つけました!! やっぱり向こうも探していたらしい…。お互いに探すと、両方動いちゃうから余計見つからないのよね…汗。

広場から眺めるバルセロナの街並み


見つかったので、ようやく広場のベンチに座って、音楽を聴きつつ… 周りの人をのんびり眺めました。この頃の時間になると、相当暖かくなってきて、 コートを着ていると暑いくらいです。あぁ、、、いいお天気だ…。急ぐ旅でもなし…のんびりいこうじゃないか。 …気分はそんな感じ。

カラフルな模様をしたセラミック・ベンチ


近くで見ると、ほんとカラフル


有名なベンチは、近くで見ると本当にカラフル。当時、皿や陶器を献上していた業者は、持っていくと作業人が 次から次へと大胆にその皿や陶器を割ってしまうので、何事だ…と驚いたそうです。割ったお皿を丁重に 割り当てる…なんて気が遠くなる作業なんでしょ。

相当のんびりした後、のそのそとさらに上へ。ここから先は完全に公園…といった感じになっています。 でも、ふと見ると、回廊があったり奇抜な模様が見えたり…面白いです。

当時ガウディが住んでいたという家(現在はミュージアム)


こちらの回廊も奇抜です。


時間が経つにつれ、たくさんのパフォーマーさん、音楽家さんがあちこちでいろんな芸を見せてくれて、 本当ににぎやかな公園。とってもいい雰囲気でしたネ。

りすちゃんの自然な表情をキャッチ




長居した公園を後にし、再び朝来た道を戻ります。たしか途中で数件のカフェ・バーがあったはず…そこでお昼ご飯にしよう、ということに なりました。その前に、滑り台&ブランコがある公園を見つけたので、りすちゃんの希望で少しだけ、公園遊び。やっぱ、こっちのほうが、うれしそうだな…。

少し行くとカフェがあったので、そこに入りました。スペインでの昼食ってどんなんだろう?…ちょっと疑問というか、不安と言うか… 昼からピザとかパエリアは食べられん、、、と思っていたので、軽い何かが食べられるかな〜と思ったのです。が、ここには、 ちゃんと軽めのサンドイッチメニューがありました。イタリアパンのようなパンに野菜類を挟んだサンドイッチ。美味しかったです。 だんなの頼んだホットチョコレートも本当にチョコを溶かして作りました…てな感じの濃厚さで美味しかったそうです。 とにかく普通のカフェだったので、なーーーんだ、、、とだんだん緊張がほどけてきました。来る前は、やれ、食べている間も 一瞬も気を抜くな!(スリが狙っている!)なんて書いてあったので、いったいどんなトコやーーー!と思っていたのですが、 至って普通。オランダとなんら変わらない感じで、安心してきたのでした。

地下鉄駅も至って近代的じゃーん…


地下鉄に乗って、サグラダ・ファミリア(聖家族教会)駅へ。駅の階段を上がれば、もうそこはかの有名なサグラダ・ファミリアです!! 中に入るのって(入場券が)高そう〜…と思ったのですが、これはやっぱり一度は行っておかねば…というわけで、入場券を買って中へ入場 (一人12ユーロだったかな…)。

有名なサグラダ・ファミリア


これが見たくって、遠路はるばる日本からやってくる人も多いというのに、早くもやってきてしまった4歳児りすちゃん。 もちろん、彼女は何にも分かっちゃいないんですけどー(汗)。

やたらご機嫌でそこらじゅうを駆け抜けた


中はどんなんだろーーーと思いつつ…中に入って驚いた!!というか、、、私、なーんにも分かっちゃいなかった(汗)、ということに気がつきました。 この教会は「完成に200年かかる予定のまだ未完成の教会」というワケで…そこらじゅうが「カンキンコンキン」の 大工事中の教会だったのです!!

当たり前…ですよね。しかし、実際に、すごい工事音がして、壁や柱に使われる建築素材が積み上げられているのを見て…唖然としてしまいました。 ちなみに今は、現在の最新建築技術を使って工事が進められているので、実際には200年もかからず、近未来(2020年くらいだったっけ?)には 完成してしまう、と言われているのだそうです。実際、15年前にだんながこの教会内を訪れた時は、ほとんど「屋外を歩いている」という 感覚だったそうですが、今は、多くの部分の屋根が完成し、「室内を歩いている」感覚に変わっている、とコメントしていました。 それはかなり大きな違いですね〜。たったの15年でこれだけ進んだのですから…あと10年もしたら完成っていう話にも実感が持てます。

屋根にはたくさんの花模様が…


建築素材と大々的な工事現場


↓下の写真には、支柱の一部だと思われるものが映ってますが…こんな柱で支えるの、大丈夫なのぉ〜?とちょっと心配になった私。 有名なサグラダ・ファミリアが崩れるなんて思っちゃないけど…でも、やっぱり工事現場を歩くのって怖いですね。 そんな風に思ったのは私だけかしら?

柱の一部と思われます…


新しく完成していた部分。バラ窓(?)もかなり近代的なモダンな造りとなっています。ガウディは100年も昔にこのような デザインを残していたんですね…。やっぱ、天才と言われる所以です。

バラ窓もモダンな光が…


それにしても、ガウディの作品が花や草、木をモチーフとしたエコロジーなデザインだった…とは、ここに来るまで全然知りませんでした。 すごいデザインです。ここに来るまで、いったい何がどうしてそんなにすごいの?と思っていましたが、来て見て、情報を見て… なるほど、本当にすごい!ユニーク(唯一)な教会だわ、と感嘆せずにはいられません。

確かにジャングルを思い起こさせる…


古い部分はすでに100年以上の月日が経過しているので…新しい部分とのつなぎ目は顕著です。

色が黒と白ってくらいに違います


外に出ても、カンカンすごい工事音が聞こえてきます。ガウディの目の前のアパートに住んで、毎日どれくらい出来上がっているか 確認できるなんて…なんて優雅な生活かしら?なんて思ってたけど、実際は…工事音でそれどころじゃない?!という現実に気づきました(汗)。

はるかかなた天の上の工事…


かなり上のほうを歩く工事に携わる方々が見えましたが…怖いですね。ちょうど訪れた日は、日本人の建築者と思われる方がインタビューを 受けていました。ちょっと耳をダンボにしたところ…「こんなすごい作業に係ることができて…本当にラッキーだったと思います」と 何度も何度も言ってましたネ。

とにかくりすちゃんが、この施設内をわーわーと走り回るので、二人のうち一人はまったく集中してみることができませんでした。 途中で私は完全に彼女を失ってしまい、「どこへいったのだ?」と必死に探しまわっていると、親切な女性が「あっちに行ったわよ!」と 教えてくれたり…。どうして彼女はここで、こんなに落ち着きがなかったんでしょうか(汗)。

そんなわけで、ここでもやたらくたら時間がかかった私たちですが、ようやく夕方になって外に出ました。サグラダ・ファミリアの前は 後ろも前も両方とも広場になっていて、広場に行くと、子供が遊べる滑り台、お砂場などがあって、りすちゃん、絶好の遊び場。 サグラダ・ファミリアが見える滑り台なんて、贅沢だな〜と思いつつ、私も公園のベンチに座ってぼーっとスペインの子供たちを 眺めていました。こういうところに来ると、その国の子育て事情が垣間見えるというか、お母さん同士がぺらぺら話しているのとか、 日本となんら変わりませんね☆

サグラダ・ファミリア前公園


言葉はまったく通じないけれど、必至にスペインの子供たちを追いかけまわしたりすちゃん。見ると全身砂だらけ…あちゃ〜。 時間も5時を回ってだんだんと涼しくなってきたので、なんとかりすちゃんを捕まえて、ここを去ることにしました。 せっかくなので、ここから一駅先にある世界遺産のサン・パウ病院まで歩くことにしました。途中の通りには、美味しそうな ケーキ屋さんetc.あって、目が奪われました。りすちゃんはだんなに抱っこしてもらいたいのに、だんなが全身砂だらけの りすちゃんを抱きたがらず、可哀想に…とぼとぼと歩いていました。

サン・パウ病院に着いた時は…もう6時で、建物は完全に閉まっていました。建物の前の広場も工事中で、 日中来たとしても、実際に内部を見られるのかさえ定かではありませんでした。残念…。

サン・パウ病院


せっかくなのでここら辺りで、夕食も食べよう、ということになりました。スペインは通常のレストランは夜9時ごろにしか OPENしないので、子連れには困ります。子連れじゃなくても、こんな遅い時間にご飯を食べる習慣がありませんが…汗。 そんなわけで、この辺りにもレストラン、バーはいくつかありましたが、選択肢はかなり限られました。 一軒、これはカフェ?バー?なんか外から見るとイマイチ大したことなさそうな素っ気ないお店がありました。 …でも、メニューは一応出ているし、、、(少なくともメニューを読むことができる)ピザでもいいかぁ〜てな気分で入りました。

子連れの方は「こっちにして」とテーブル数席のほうを指されたのでそちらに座り、メニューを解読。 どうやら前菜&メインの二品で10ユーロという格安コースがあるようです。が…しかし、スープ以外、読んでもまったく分かりません(汗)。 お姉さんに、魚はどれだ?と(英語で)聞くと、お勧めはこれだ、というので、えーーい、じゃ、それにします!と選んだら、これがけっこう美味しくて、 今日の夕飯は◎でした。りすちゃんのピザも美味しそうだったし、だんなのラザニアも美味しかったようです。

メインの魚料理


美味しいついでに、デザートも頼むことにしました。お姉さんのお勧めで、ちょっと硬めに固められたプリン(クリーム・ブリュレ)で、 これも美味しかったです。りすちゃんも美味しそうにデザート(アイスクリーム)を食べていました。私は紅茶も頼みましたが、 きちんと葉っぱが入ったティーポットがでてきて、これまた美味しい紅茶でした。 だんなはコーヒーを頼んでいましたが、ここのコーヒーが何気に一番美味しかったのだとか。確かに私にとっても、ここの紅茶が一番だったかも。。。 素っ気ないお店でしたが、 お味はなかなか。こういうところっていいですねぇ〜。しかもお値段も安くって、これだけ全部食べて、全部で30ユーロちょい。 一人10ユーロの換算でした。

すっかり気分良く、レストランを後にしました。地下鉄に乗って我がアパートの駅へ。やっぱ…ここが一番緊張する気がする。 うーーーん、この辺りはやっぱお勧めできないかもなぁ〜…なんて思いつつ、アパートへ。それでも、中に入ると、静かで、ホッと 一息つけました。りすちゃんの添い寝で(やっぱり)私も寝てしまい、夜中に起きて、ごそごそシャワーに入ったり支度をしたりして、 その後、正式に眠りにつきました。

 
バルセロナ・スペイン滞在1週間 2010 3日目へ続く



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