ヨーロッパ紀行 - イタリア・フィレンツェへの旅 2007

イタリア・フィレンツェとトスカーナへの旅行記をお届けします。
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 イタリア・フィレンツェ 2007年12月

本日はバスに乗ってシエナへ。シーズン・オフの中世の町に観光客は少なく、しっとりと落ち着いていていました。 シンプルに飾られたクリスマス・イルミネーションが中世の雰囲気をさらに高めていて、これを実際に書いている3年後の今も 写真を見て心が時めいてしまいます。

 Day 5

今日は朝7時30分頃起床。8時30分には家を出て、バスターミナルへ向かいます。このアパートはどこへ行くにも近くて、 バスターミナルも至近距離。便利です。窓口でシエナまでの切符を購入(往復13ユーロ)。窓口のお兄さんは、私たちが想像する 典型的なイタリア人という感じで、「ああ、シエナねぇ〜。これが切符よ。」と威勢よく切符を渡してくれました。 9時10分のバスに乗ってシエナへ。一時間ちょっとでシエナのバスターミナルに到着。

天気はイマイチで、小雨が降っている上、なんだか全体に霞がかかっています。バスターミナルから有名なカンポ広場へは、どうやって行くのか 見当もつかないけれど、降りる人が歩いて行く方向に一緒に着いて行くと、通りの合間から広場が見えて、無事到着。

霧がかかるカンポ広場


イタリア一美しい広場。いや、ヨーロッパでも有数の美しさ…。そんな説明をガイドブックで読んでいたせいだろうか。 どうやら私の中で、もやもやと何か想像するものがあったのだけれども…雨のせい?霧のせい?月曜日の 朝のせい?それとも季節外れの12月のせい…?とにかく人々がほとんどおらず、閑散とした状態。有名なマンジャの塔も 霞がかかって上まで見えないくらいなのです。、、、なんだかちょっとがっかりしたっていうのが、最初にこの カンポ広場を見た印象です。

たくさんいるのはハトの群れ…


とにかくトイレに行きたかったので、プッブリコ宮の市立美術館にはいることにしました(苦笑)。 トイレは美術館の一番奥まったところにあって、探すのが大変でしたが…(汗)、無事に見つけることができて、 ようやく落ち着いて美術館見物です。ここは…素晴らしいの一言でした。有名なシモーネ・マルティーニの 「荘厳の聖母」、その隣のチャペル内の絵画、そして最後の「善政の効果」「悪政の効果(こちらは少し傷んでいましたが)」、 どれも目をみはるばかりの 美しさでした。しかも、この時期で良かった、と思えるくらい…ちらほらの観光客しかいないのです。どの絵画も まさに独占。「荘厳の聖母」の前にあるソファに座って(りすちゃんなんて寝そべって)、好きなだけ絵画を 堪能できました。

トイレも…りすちゃんのオムツを換えるスペースにチェーンがしてあって、最初、使えなかったのですが、警備員の人に 言うと、鍵を持ってきてチェーンを外してくれました。どうしてわざわざチェーンがしてあるのかしら?! よく分かりませんが…。観光客がいないのに、たくさんの警備員さんがいて、手持無沙汰に皆でおしゃべり(汗)。 りすちゃんを見て、皆、にっこり笑ったり、話しかけてくれたり…どこへ行くか分からない2歳児にもとても親切でした。

ともかく、すっかり我が物顔で美術館を独占し、これ以上できることはない、というぐらい堪能して大満足の 美術館訪問でした。

美術館から外を望む…少し青空が出てきた


外に出ると、早くもお昼時間を大きく廻っていたので、カンポ広場に面したブラッセリーに入りました。 私はリゾット、だんなはピザを頼みました。りすちゃんが喜んでピザを食べていたので良かったです。 観光地に行くと、このくらいの年の子が食べられる物ってあんまりなかったりして、つい子供の事ばかり心配 してしまうのです、、、。ご飯の後は、やはりカンポ広場に面した陶器のお店へ。素敵なお皿がたくさんあって 困ってしまう、、、(苦笑)。小さいお皿を3枚ほど購入。外に出ると、天気が回復していました。 朝見た閑散とした雰囲気は薄れ、柔らかい日差しが先ほどとは全然違った雰囲気を見せています。ステキ!

ガイアの泉(複製)


数は多くないものの観光団体客もちらほら


やっぱりロマンチックな広場かも




カンポ広場を後にし、ドゥオーモに向かうことにしました。どこへいっても中世の佇まいで、すり減った階段、くすんだ建物、小道一本 すべてがずーっとここにあったのだ、と思わせるような、しっとりとした空間。どこも絵になります。いいなぁ、こういうの。

小道から振り返ったカンポ広場


何気ない小道


石畳の道は、バギーにはちょっと辛い…。だからりすちゃんが頑張って歩いてくれるのはうれしい。カタカタとバギーを押していくと、 これが…ステキ〜と思わずため息をついちゃうようなお店がぽつぽつ並んでいるではないですか!!フィレンツェにも素敵なお店は あるけれど、シエナのそれは…イタリアの素敵なものを集めちゃいました、みたいなお店が何軒も!

イタリア名産品を集めたお店 - かわいい!


私も欲しい!!


普段、買い物は慎重なほうだと思うけれど、ときどき「こりゃ、買っとかなきゃ!」という衝動に駆られるらしい私。 ここの小さな人形にも引かれてしまいました。小さいのにどれも30ユーロくらい…。けっこう高いぞ、どうする〜?! そう思いつつ、やっぱり購入してしまいました。どれもハンドメイドで作られている小さな小さなお人形 - i Pupi

我が家にやってきたiPupi


その他、けっこう大きなイタリア食材店も…。素敵なレイアウトにすっかりノックアウトされて(苦笑)、どうやって 使用したらいいのか分からないのに、あれこれ買い込んでしまいました(汗)。この街は私にとっては危険な街かも〜。。。

そんな調子でしたが、ようやくドゥオーモに到着。外から見て…あまりの美しさに言葉を失ってしまいました。 ピンクと白の壁が、日差しの中で、キラキラ輝いているのです。

美しいファサード…写真はいまいち


夏の観光シーズンは混んでいるのかもしれません。入り口前に行列用の柵がありました。この日は誰も並んでいなかったけれど…。 3ユーロと…終わってみれば格安に感じられるお金を払って、中へ。中も…美しかった。いつもはシンプルなオランダの教会に 慣れているから…とはいえ、それでもあちこちの国で教会を見かければ、中に入って鑑賞してきたつもりだったのだけれど。 この教会は、それを超えて圧巻!!床も壁も天井も、、、どこもかしこも美しく見えました。

特に素晴らしいとため息をついてしまったのが、ピッコロミニ家の図書室。豪華絢爛なモザイク壁に天井壁。そして豪華に並ぶ 古書…。ずっとここにいたい…と思わせる豪華さがありました。狭い空間なので、混んでいたら、また全然違う印象があるかも しれませんが、ほぼ独占状態でゆっくりとこの空間に身をゆだねる贅沢さ。この閑散期に来てよかった…本当にそう思いました。 りすちゃんは、この教会内の見物途中でぐっすりと眠ってくれたので、りすちゃんのことを気にせず思う存分観光出来たってのも 良かったかナ(笑)。

全体もごちゃごちゃせず、美しい


大理石のモザイク装飾床


ピッコロミニ家の図書室


こんなに豪華な説教壇…見とれて説教を聞き落してしまいそう…汗


こちらもすっかり大満足で、ドゥオーモを後にしました。他にもシエナには美術館やら絵画館やら観光する場所があるけれども、 私たちの観光はこれでおしまい。3時過ぎだったので、あと少しだけ街を散策することに。

りすちゃんの子供服を見たり(ベネトンでお買い上げ)、お菓子屋さんを覗いてみたり…ゆっくりと歩いてお店を見ている うちにだんだんと薄暗くなってきました。暗くなってくると、街にクリスマスの明かりが灯り、本当にロマンチック。 この街のクリスマス装飾は派手さもないけれど、でも、雰囲気があって、これぞヨーロッパのクリスマス、という感じでした。

クリスマス装飾の中で


夕暮れ時がなんといってもロマンチック


5時10分のバスでフィレンツェへ。本当にシエナは素敵だったので、ちょっと後ろ髪惹かれる思い。バスはとても大きい二階建てバスで 二階の後ろの方に座りました。…でも、これは間違いでした!!!イタリアの(高速?)道路は、けっこう揺れるようで、二階の後ろは かな〜りやばい感じ。途中でだんだんと気分が悪くなってしまいました。目が覚めたりすちゃんも全然落ち着いてないし…汗。 あーーこりゃ、やばい。早くフィレンツェにつかないかしら…。そう思いながら、必死に1時間強を堪えたのでした。 暗くなってフィレンツェ到着。途中、あ!ここは、映画「眺めのいい部屋」で出てくる橋だ!!という場所に出会い、ちょっと感動。 たしか映画では、ヘレナ・ボトム・カーター扮する主人公が広場で気持ちが悪くなって、川の橋元にいく、という設定だったと 思うのですが…実際には、距離的にはここまで気持ち悪い昔の女性は歩けないだろう!!って感じ(笑)。そういうのを見つけるのは楽しいですネ。

アパートに帰って少し一休み。バス酔いでちょっと休まないと、ご飯が食べられそうにない、と思ったのです。それでも7時半ごろ再びアパートを出てレストランへ。 小さな子供がいるので、レストランは難しい…と避けてきたのですが(しかも、1日目のピッツェリア逃亡事件もあったし…汗)、一回くらいは…と、思い切ってレストランに行くことにしたのです。 このアパートのすぐそばには有名なイル・ラティーニというお店があるので、 そこに行きたかったのですが、連日の行列・大賑わい。そこに子連れで並んで、席をゲットして…ていうのは、ちょっと厳しいかなぁ〜という 思いがあって、結局、別のところに行きました。橋を渡ってすぐのところにあるイル・サント・ベヴィトーレ。 ここ、良かったです。子連れでもOK!しかも、ちょっと奥まったところに案内してもらったので、とってもゆっとりしたスペースで落ち着いて 食べることができました。ワインバー・レストランということで、なんだか薄暗かった記憶はありますが…、でもりすちゃんも落ち着いて座っていられたしネ。

前菜のスパゲッティ


メインはお肉にチーズが巻いてある料理だったかな…?


デザートはいわゆるクリーム・ブリュレ


全部食べたらすごくお腹いっぱいに…!!!9時半頃レストランを後にしました。アパートに帰って、りすちゃんが寝る準備。 結局彼女が寝たのは10時半頃で、連日寝不足です…。私も疲れたので、早く寝ることにしました。今日は楽しい一日だったな。



 イタリア・フィレンツェへの旅 2007年12月 6日目へ続く



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