ヨーロッパ紀行 - イタリア・フィレンツェへの旅 2007

イタリア・フィレンツェとトスカーナへの旅行記をお届けします。
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 イタリア・フィレンツェ 2007年12月

本日は朝サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局に行き、その後メディチ家礼拝堂、サン・ロレンツォ教会、中央市場、ドゥオーモと フィレンツェの見どころを回ります。

 Day 2

夜中の3時頃…何故かりすちゃんが起きだし、長い廊下で遊びまわっているので、いったいナニゴトかと…。だんながずっと面倒を見ていて、 私はしぶとく寝ていたので、うる覚えなのですが、、、何故子供が夜中に?!時差ぼけでもあるまいに?!…というわけで、ぐっすり 眠れたとはいえない一家(私が一番ぐっすり?)ですが、8時過ぎにごそごそ起き出しました。

昨日購入したパンを美味しく食べ、のんびり10時前頃アパートを出発。相変わらずのんびり一家ですね…。まずはサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局 に行くことに。この存在をだんなはもちろん、私も知らなかったのですが、珍しく購入した地球の歩き方に載っていて、お店自身がとても 綺麗だということだったので、どんなトコロよ?と興味心身だったのです。

歩いていくと…昨日のピザテリアの隣りが薬局だということを発見。そうか、ここだったのか〜。知らなきゃ、絶対見逃しますね。。。 知ってても、見逃しているんだもの(苦笑)。中は噂どおり、素晴らしい建物で、うわぁぁぁぁーーー、と田舎モノのように天井を 見上げたり、キョロキョロするばかり。

購入窓口


お値段がいかほどか、全然検討がつかず、最初は「あ、僕、歯磨き粉持ってくるの忘れたから、歯磨き粉、買おうかな…」「私は ハンドクリームを」などと呑気に話していた私たちも、石鹸1個が18ユーロもすることを知って…うーーーーん。歯磨き粉は 別のところで買ってもいいんじゃない?ということに(苦笑)。ハンドクリームは25ユーロでも欲しいなあ、と思っていたのですが、 別の日にまたもう一度来よう、、、と思ったのが間違い。。。結局戻るチャンスなく、買いそびれてしまいました。ハンドクリームゥ…。

天井も美しく…


クリスマスツリーも美しかったです


多くの日本人がいて、たくさん購入していらっしゃいました。さすが〜金持ち!といいたいけど、せっかく遠くからやってきたの だものね。私も日本から来ていたら、もう二度とチャンスもないかも、、、、せっかくだから!!ときっと色々購入していたに 違い有りません。

別室も美術館のよう…ほぅ〜。


結局、石鹸を1つ購入して、あとはがやがやと美術鑑賞を楽しむだけでここを去ることになりました。

シャンデリアも豪華です。




薬局を出て、次の目的地、サン・ロレンツォ教会に向かいます。途中、道端で車のおもちゃを売っている行商人がいて、 りすちゃん、ものの見事に引っかかっていました(…)。また行商人もうまいのね。子供の気を引くようにご商売なさる!! 危うく、、、車一台を買わされるところ(4ユーロ)でした(苦笑)。なんとか振り切りましたが。りすちゃん、気をつけてよね、もう!!

大きな道を渡り、小さな道をくねくねといくと、見えてきました。サン・ロレンツォ教会。到着したのは裏手で、 サン・ロレンツォ教会の一部であるメディチ家礼拝堂の入り口だったので、まずはそちらに入ることにしました。

入り口にあるプレート


かなり並んでいて(←とはいえ、夏と比べたらきっと雲泥の差なんでしょうが)、ナニゴトか?と思いましたが、中で荷物チェックなどが 行われているために、時間がかかっていたのでした。一人5ユーロ、二人で10ユーロを払い身体チェック&手荷物検査を受けて、中に入りました。 りすちゃんとりすちゃんのバギーなんかはそのままスルーでした(イタリアは子供&幼児に甘い!!)。どなたか荷物を取り忘れた方がいて、 まあ、かわいそうに…と思いつつ、中で前に並んでいた日本人の方たちをちらっと眺めると、同じお店の袋を持っていらっしゃる方がいらっしゃる(…)。 一か八か?と「もしや、荷物一つ、お忘れでは?」とおせっかいながらに声を掛けると、やっぱりそうでした。散々「ありがとうございます」 と声を掛けられ、いいコトをしたなぁ〜…と清清しい気分に。

大々的に改装中


さて。メインのメディチ家礼拝堂ですが、今は大々的に工事中で、かなりの部分に工事用の足場が組まれていました。ちょっとがっかり。 なんでも天井から建物の一部が崩れ落ちてきたそうで、思い切って改装することになったそうです。おいおい、、、落ちてくる前に、 改装してくれよ…。危ないじゃないか…。

一部が落ちたらしい天井


さて。中にはこういった(↓)ものがたくさん展示されていました。偉大なるメディチ家のどなたかの骨を飾る飾りもの、とでもいいましょうか。 これらの飾り物は、よく見ると、かならず飾りのどこかに骨が入っています。初めてどこかで見たとき、「骨」の存在には気が付かず、だんなに指摘されて、 「えええ?ほ、骨?」と驚いた私。あんまり気分のいいものじゃないですよね。いくら偉大なる○○、とはいえ…(じゃぁ、写真を撮るな、 ですな…)。

これはかなり大きな骨が入ってます。


その後、とても有名だというミケランジェロの「曙」「黄昏」「昼」「夜」の4体の像が置かれた新聖具室を見て(その良さはイマイチ?でした)、 礼拝堂は終わり。外に出て、次は表のほうに向かい、サン・ロレンツォ教会を見ることにしました。

サン・ロレンツォ教会


チケット売り場で教会とラウレンティアーナ図書館の券を買い、まずは図書館を見ることに。これまた「ミケランジェロのデザインよる階段」が 有名なんだそうですが、私にはイマイチ…。何がどう素晴らしいのかぴんときませんでした。中の図書館も想像していたものとは違い… うーーーむ。何か、、、私には響かないぞ?!私はてっきり古文書がぎっしり詰まったお部屋でも見られるのかと思っていたのよね。 でも、本は一部テーマ展示物を除き、ほとんどナシ!!…というわけで、ささっと見て終わり。

その後、別の入り口から重要な聖具が飾られたミュージアムのようなところに入り…キンキンきらきらの↑のような、骨の飾り物、純粋な 飾り物etc.を見ました。小さな部屋だったのですが、ここでりすちゃんが大全開!「ぱぱぁぁぁ〜」「ままぁぁぁ〜」と大きな声を出して、 パパに向かって、ママに向かって走り回っているので、どんなに焦ったことか…。団体さんをつれて説明しているイタリア人のおじさんは マジにりすちゃんを見て「あはははは…」と苦笑していましたし〜(汗)。もう少し小さいうちは、泣き出すことはあっても、少なくとも 走り回ることはなかったので、ああ、この年齢の子を一緒に連れて回るのは大変だなあ、と正直思いました。

そんな大全開のりすちゃんを連れて、最後にサン・ロレンツォ教会に入ります。教会内は「静かに!」とメモがあったのですが…りすちゃんの 大全開は続きます(汗)。柱の周りをぐるぐる回ったり、広い教会内を「わぁわぁ」声を出して駆け回ったり、、、。しまいには持っていた ミッフィーのぬいぐるみを床に投げまくって遊んでいました(絶句…)。お陰でミッフィーの白い肌は真っ黒になり、、、「ズワーテ(黒い) ナインへェ」などと命名してしまったくらいです。そんな状態でも注意を受けることはなく、イタリアは子供には本当に寛大ですねぇ。 救われました…。

そんな状態だったので、とても見学に集中することはできず、中のことはイマイチ覚えていません。思ったより質素だな、と思ったくらいでしょうか。もちろん時代が古いのですから 当たり前なのかもしれませんけど、建物自体はかなり質素だと感じました。

このあたりにはマーケットのお店がずらぁと並びます


さて。教会はこれで終わり。ここからすぐの中央市場に行くことにします。教会から市場までは、ぎっしりマーケットが並び、 どのお店もバッグやら皮のコートを並べ、うぁぁぁ、欲しい!と、うずうず…。結局バッグやコートは買いませんでしたけど。 りすちゃんを座らせようとしたのですが、ものすごい抵抗でずーーーっと泣き叫んでいるので、皆の注目の的。とても優雅に買い物なんぞ している場合ではなかった、ともいえます。

中央市場でお昼を取ろうと思ったのですが、お店の前はすごい行列でとても頼めるような雰囲気でなく…辞めました。 この時点では市場のお店もいっぱい空いていたので、まずはどこかで何かを食べよう、と外に出てilly(コーヒー)のマークがある バールに入りました。とても混んでいて、座るどころではない…。まあ、イタリアらしく立ち飲みでもいいか、と(私は)パニーニと ラテを頼み、初の立ち飲み挑戦!!だんなはエスプレッソと甘いケーキを食べていました。りすちゃんはピザ(のようなパン)。 りすちゃんはバギーという特別な椅子があるのだから、そこに座りなさい!と何度か座らせようとするのですが、この日は 何故かものすごい抵抗で座ろうとせず…。先程の泣き叫びがあったので、もう無理強いはせず、立たせておきました。 ラテはとっても美味しかった。さすがillyマークだわ。従業員さんもテキパキとしていてかっこいい♪

人ごみのバールで立ち飲み


バールを後にし、また中央市場に戻ると…がーーん。たくさんのお店が店じまい。さっき、色々買っておくんだった…とは思えど、 すでに遅し。今日は夜は家でスパゲティでも作ろうと思っていたので、まだ開いていたお店で野菜を買い、お土産用のたっかい パスタを購入し(この後、パスタは街のスーパーやちょっとした食材屋さんで手に入ることを知る…)、マーケットを後に。 ここでは日本人の方が何人か働いていて、、、日本語も目にし…日本人観光客が多いからニーズがあるんだな、と改めて 「日本人」旅行客の威力に驚いた私でした。

また来た道を戻り、マーケットの合間を歩きつつ、私が↓の写真を撮っていると、小さな赤い光がりすちゃんを追いかけてきます。な、なんだ?と周りを キョロキョロすると、人懐っこそうな褐色のお兄さんが、ペンライトでりすちゃんを追い回しているのでした。りすちゃんは、 ん?んん?と、何かオカシイ、ということに気が付き、ライトを追い掛け回すのですが、どこからか光が出ているとは考えず、 その場で光を追いかけるために、ぐるぐる回って、すっかり手間取っています。周りの人も、りすちゃんと赤い光を見て、 ケタケタと笑い、、、りすちゃん、すっかり道化の笑いものとなっているのでした(で、結局、最後は泣いてしまったの…苦笑)。

ここで(赤い光)事件は起こった!!




さあ。気を取り直して、先に進みましょう。りすちゃん…!!

この頃になると雨がかなり降ってきて、ちょっと不便…。まあ、雨の国、オランダから来たので、傘があってもなくても、それ程 不快な感じもしませんでしたが…。ここで私はお店を発見!!イタリアらしいお皿類を売っているお店です。カラフルな絵付けが とてもステキで、絶対一枚は買いたい!と思っていたのよね。。。というわけで、、、買ってしまいました。ビネガー入れ。 いまだに見ると…ああ、いい選択だったわぁ、と自己満足に浸ってしまいます(大笑)。

この色合いが気に入って衝動買い…。


お店のおじさんはとっても親切で、ちょっと割引もしてくれました。ふふ。割れないように…と大事に自分の手に持ち、 先に進みます。

りすちゃんもわりと雨には平気…?!


サン・ロレンツォ教会を過ぎ、少し歩くとすぐに…有名な、有名な、、、ドゥオーモに辿り着きました。ああ…ついにやってきたのね。 ドゥオーモ!!、、、とナゼだかやたら感激した面持ちになり、気分がハイテンションに…。しかし、ハイテンションなのは私だけでなく、 りすちゃんもやたらハイテンション!!またまた雨の中、私たちの周りをうれしそうにぐるぐる走り回っているのでした…汗。

笑顔で走り回ってます…


とりあえず、ぱしぱしと写真を撮るのですが、やはり雨なのでせっかくのピンクが…。色あせて見えます…。とりあえず、これまた有名な 洗礼堂の「天国の扉」の前で、記念撮影をし、その後雨もひどくなってきたのでドゥオーモ内に入りました。

やはりすごい迫力です


ところが…ドゥオーモ内の記憶が…ほとんどないのです。この間、私はぶっとんでたんでしょうか(苦笑)?!覚えているのは、りすちゃんと 同じくらいの年の女の子がいて、お母さんが声を掛けてきた、ということ。これまたこの子が…りすちゃんに負けず劣らずのおデブっち ちゃんで、二人が向かい合っていると、、、おお、おデブっちの出会いだ!おデブっちの出会いだ!!と、、、ちょっと 興奮(←やたら失礼なヤツ)。そんなことやっているから芸術にも目もくれなかった、、、というのでしょうか(涙)?!でも、旅行って そんなものかもしれませんね。

一応写真は撮ったらしい…


外側からも撮ってみました


さて。今日の予定はこれでオシマイ。あとはアパートに帰るだけ…。しかぁし、そんな簡単に帰ることはできませんでした。ここから 先は、ショップ、ショップ、ショップ…。魅力的なお店が、ずらぁぁぁぁ〜、と並んでいるのです。買うつもりがなくったって、、、 あ、このお店?あのお店?などとやっていれば、そりゃ、時間がかかるに決まっています。

クリスマスの飾りらしく…キラキラ


しかも。足を止めてお店やらその他のものを覗き込むのは私だけではありません。。。そう、りすちゃんだって。

ママ〜、きらきら!!


ウィンドーを覗き込んだり。

ちょいと座って見物よ…


回転木馬に魅せられたり…。ここでは、雨に濡れたチェアに座り込んで見入っていました。

そんな訳で、アパートについたときは、すっかり真っ暗に…。今日は野菜パスタだぁ〜…と作りこんでいると、さすがに 疲れたりすちゃんとだんなは椅子に座り込んで眠ってしまっておりました…。

眠り込んでしまいました


ご飯ができたので、起こして3人で食べようとしたのですが、りすちゃんは疲れすぎて思考ストップ。いつもは大好きなパスタなのに それさえ口にせず、大泣きしていました。そりゃ、一日中バギーに座らず歩き回ったら、疲れるわな…。 とりあえず、私たちはご飯を食べ、その後、デザートを食べに橋を渡って昨日のジェラテリアへ。りすちゃんも美味しいジェラードを 食べてようやく少し元気に…。その後、アパートに戻り、りすちゃんが寝て、、、ようやく平穏な静かな時間。 子連れって大変だなあ。歩けない赤ちゃん時代のほうがラクだったかも…と、ついついそんなことを考えてしまう私でした。

手作りワイン


そうそう。このアパートでは、エレナさんのお父さんが作っているというワインを一本貰えるのですが、これが…美味しかった〜! というか。このトスカーナで飲んだワインはどれも本当に美味で、お酒がそれ程好きでもなく、強くもない私が、「ワインって本当に美味しい〜」と 心から思ったワインだらけでした。というわけで、夜はワインを飲んで、リラックス。

 
イタリア・フィレンツェへの旅 2007年12月 3日目へ続く



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