ヨーロッパ紀行 - 英国(イギリス)デボンシャーへの旅 2007イギリス・南西部のデボン州への旅行記をお届けします。
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英国・クリームティーを楽しむ旅 2007夏今日はローカル電車Tamar Valley線に乗ってナショナル・トラストのコテーレ(Cotehele)を訪れます。
Day 3
今日は月曜日。とはいっても、バンク・ホリデーのイギリスは、今日もお休みです。今日の予定は、電車でコテーレ(Cotehele)を
訪れることです。電車はTamar Valley線というたった14マイルのローカル路線。鉄男も鉄子も嬉々として喜ぶような田舎路線です。
一日6本くらいしかないローカル線なので、乗り遅れると、これまた2時間くらい電車がなく(汗)、電車に間に合うようきっちり出かけなければなりません。
プリマス駅で切符を購入し、Tamar Valley線乗り場に行くと…1車両?のすごい小さな電車。しかも〜。私が降りる駅カルストック(Calstock)は「Stop on Request」
となっていて、リクエストってどうするんだ?手を挙げるのか?車掌さんに言いにいくのか?!と、だんなと二人で「…」と
なってしまいました(※しかし、この後もイギリス旅行を続け、イギリスの鉄道ではStop on Requestは特別でも何でもないよくあることだと学びました)。
この駅からナショナルトラストが所有するコテーレ(Cotehele)までは、徒歩45分。川沿いに立ち並ぶステキな家々を眺めながら、ちょっとした
散歩です。実はこの川を挟み、私たちがいる側はコーンウォール州、そして川の向こう側がデボン州なのです。家々を眺めると、どの家も「Waterside Cottage」
とか「Mary Cottage」とか…家に名前をつけているのが面白いです。「コテージ」という名をつけるのもいかにもイギリスの田舎らしい。とにかく美しい風景で、
楽しい散歩です。。。
ようやくコテーレに到着。だんな様、お疲れ様でした。チケットを買おうと中にレセプションに行くと、ナショナルトラストの メンバーになりませんか?と笑顔のマダムに勧められました。なりたいのは山々だけれど…1週間の滞在では、元は全然取れないので、もちろん 丁重にお断りしました。ここに来ている人たちの多くはメンバーのようでしたが…。 コテーレは、古い中世のお屋敷とガーデン(普通のお庭と「谷の庭」を持つ)、川沿いのミルハウス(水車小屋)、そしてその周辺の土地 一帯を所有するかなり大きな施設で、予定では2、3時間滞在して帰る予定だったのですが、いつものんびりしている私たちにとっては 全然時間が足らず、結局一日がかりの滞在になってしまいました。
まずはビデオでこのお屋敷のことを少し学び(のはずなのに、何にも覚えてない…)、その後、お屋敷内を見学。ちなみにここも
幽霊が出る館なのだそうです。幽霊好きの英国、ほんと、どこでも「出る情報」があるのね…。かなり古い中世の館で、
光に当たると色があせてしまう恐れがあるのか?どこもかなり真っ暗でした。中世時代は、さすがのイギリスでも「豪華絢爛」
という雰囲気ではなく、冬は寒そう。。。と、昔の人の大変な生活を思い浮かべられるような質素な雰囲気でした。
レストランはかなり混んでいて、数組が席を待っているという状態でした。最初は、午後早い電車の便で帰ろうと思っていたので、わわわ、と 少し焦ってしまいました。りすちゃんは相変わらずぐずっているし…。席についてもりすちゃんはぐずっているので、慌てたおばさんが すぐにおもちゃを持ってきてくれました。さすが…!!おもちゃに気を取られて、ぐずるのを忘れたりすちゃん(苦笑)。良かった、良かった…。 ここでもオーダーは結局クリームティー。りすちゃんにはお子様ランチを頼みました。
またまたテンコ盛りのクロテットクリーム♪うわぉ。スコーンも正統派といった感じで、とっても美味しかったです。ここのレストランは 他のメニューもかなり充実していて、ステキなレストランでした。お店の人もきびきび、皆さん一生懸命働いていましたし。
楽しい昼食時間が終わり…。さあ。頑張って2時半の電車に乗ろう!それを逃すと、5時45分(3時間後!!)まで電車がないんだから…!と、途中までせっせと
歩き始めた私たち。でも、「あ、ここ見てないな」「あ、ここも行ってない…」「ここからの眺め、いいなあ〜」などと途中でストップ
したくなるところが、何箇所かあり…そうしているうちに、勢いがどんどんなくなって、最後には二人とも足がストップしてしまいました。
「別に3時間後でもいいかぁ、、、のんびり行こうよ。」…結局、予定を変更することになりました。
正面ガーデンには、凝った植物がたくさん植えてあって、 それが不思議と調和していて、アッパーガーデンとは違って、ステキでした。
船着場に行く途中、展望スペースがあり、そこから見るCalstock方面の風景は本当にステキでした。だんなはとても気に入って、 私が谷の庭を見ている間、ずーっとそこで風景を見ていたほどです。私がこのデボンを旅行先に選ぶ時、こんな何もないところ…と だんなは少し不満げなようでした。だんなは多くの日本人同様(?)、世界遺産など有名な場所が好きなようなのです…。 でも、(自分の)心に響く美しい風景って、世界遺産とか有名とか、そんなことに関係なく、個人の好みで決まるもんじゃないのかな、、、 と私はそんな風に思うのですが、ここの風景を眺めながら、やはりぼんやりとそんなことを考えていました。 まあ、とにかく、、、美しい田園風景だったのですよ。
その後、船着場まで歩いたのですが、なんだかとーっても眠くなってしまって、歩いている足が千鳥足(!!)。船着場には、ちょうど
いいスペースがあったので、そこで一眠りしてしまいました。りすちゃんもバギーの中でお休み(ZZZ)。だんなも寝ているのか
?目を閉じています。我が家は完全にお外でお昼寝状態〜…汗。ほどなく起きて、子供たちが跳ね回ったり、家族皆がアイスクリームを食べている
のを、ぼーっと眺めていました。とても気持ちがよく、こののどかな雰囲気もサイコーです。 お薦めのコンテンツ
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