イギリス・クリスマス2006

オランダ近隣国、今回は英国への旅行日記をお届けします。
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 英国 - クリスマス旅行(2006年12月)

今日はバースからのMadmax Tourに参加して、ストーンヘンジ、レイコック、カッスルクームなどを訪れました。

 Day 4

昨日は相当疲れているのでどうなることやら…という感じでしたが、ソファからは転げ落ちることもなく、起きて見ると 腕などのだるさはなくなっていました。やっぱ…ベッドのせいだったのかしら?さて。 今日は前もって予約までしていたツアーの日。なんとしても出かけなければいけません。朝は6時に起きて、準備を します。天気予報でも今日の天気はイマイチ、と聞いていたのですが、たしかに雨が降っているようです。ががーん。 7時過ぎに慌てて家を出て、7時半過ぎの電車に乗ると、この時間は通勤客が多いのでしょうか。なんだか落ち着いた雰囲気。 バギーでは車両の座席まで入れない車両だったので、だんなとりすちゃんはドアの前で、私だけが車両内に入ってちゃっかり 座って出かけます。途中、りすちゃんの泣き声が聞こえてきましたが…(汗)。バースの駅に到着する頃には ぐーっと寝ていました。

さて。今日参加するツアーはバスツアーです。合計7時間!!はっきりいってかなり「大丈夫なのかー?りすちゃん?!」て 感じでした。ツアーのHPには「子供は何歳でも受け付ける!」と書いてあったので、拒否はされないと思ったけど、 もし泣き叫んだりしたら、、、他のツアー客に大迷惑、てヤツだよね。。。私が他のツアー客だったら、はっきりいって ヤダぞ。。。バス(バン)の中では、運転手が色々説明するらしいけど、赤ちゃんが泣いていたら聞こえないんだからね。 …などと。色々思っても、、、結局やっぱり申し込むことにした私たち。あとは神頼み!です(おいおい…)。参加したツアーは

Madmax Tour

のストーンヘンジ1日ツアーです。コッツウォルズのツアーも 魅力的かな、と思ったけど、なんせ冬だしね。ロンドンからのツアーだと£60くらいするけど、このツアーは大人£25。 かなりお得かと思います。

8時過ぎには待ち合わせ場所に着き、雨の降る中、バス(バン)を待つ私たち。他の参加者は何人だろう?少ないといいんだが… などと思いつつ、待ちました。8時半頃バンは到着し、私たち、そしてそれ以外の人たちがお金を払い込みます。 子供は半額、というので、てっきりりすちゃんも払うのかと思っていましたが、赤ちゃんだからか?無料でした。 ラッキー!!りすちゃんだって一席確保しているわけだし、 しかもベビーシートまで特別に用意してもらってるワケだし。ほんと、ラッキー!!(もしかして、おじさん、お金請求忘れただけ?!) 参加者は大人11名プラスりすちゃんでした。冬だから6名以上集まらないと出発しない、とまで言われていたので、 けっこうな人数にビックリ。こりゃ、りすちゃん、頑張っておとなしくしててもらわねば…。

ツアーは、最初こそ1時間ほどバスに乗るものの、その後は短い時間で小刻みに移動するそうで、ちょっとホッ。途中でぐずっても なんとかなりそう?9時前にバースを出発し、運転手さん(名前忘れました…)がマイクをつけてツアーのはじまりはじまり〜。

動き始めてりすちゃんがうわーん!と泣き出しましたが、その後は静かに。運転手さんの話が続く、続く、続く…すごい早口で 次から次へと話が移り変わります(で私は途中で寝てしまった)。聞いた限りで面白いな、と思ったのは、英国における観光客 集客ナンバー1はどこか?という話です。どこ?バッキンガム宮殿?などと思ったのですが、どっこい。一位は私がまだ足を 踏み入れたことのないロンドンのマダムタッソーなんですって。すごい。意外だ!

さて。最初の訪問地は世界遺産で日本人観光客もわんさかと訪れるストーンヘンジ。私が目が覚めたときは、ソールスベリー平原 の牧歌的な風景が広がっていて、その中に建つのがストーンヘンジです。お天気は…相変わらず、悪い!めちゃ暗いし、雨も降ってるし。 しかも平原だから風がビュービュー、寒いですぅ〜…。

ストーンヘンジ。天気悪し。


バスを降り、りすちゃんのバギーも降ろしてもらって、入り口に向います。一人5.9ユーロを払って、日本語のガイドホンを借りました。 日本語の説明だから、、、色々興味深い話が聞けるだろう…と思ったのですが、、、なんせ、寒い!私自身は大量に着込んでいる のでそれ程心配なくとも…。りすちゃんのことが心配なのであります!!

りすちゃんも懸命に観光…?!


雨に打たれ、風に吹かれるバギー…。一応バギーカバーを 掛けていたのですが、りすちゃんはお手手を出して、外を見よう、見よう、、、と懸命です。「いいよ。中に入ってな。」と 言いますが、彼女が分かるワケもなく…。仕方ないので、顔に雨が当たらないように傘も差しますが、なんといってもすごい風で… 舵取りが難しい…。さらに写真も撮りたいし!!…と。こんなわけで。日本語のガイドホンはxxxxxxx…と話し続けますが、 私はほとんど集中できていなかったのでした。とほほ。

左に点のように見えるのは人です。


なーんか良く分からなかったけど。まあ、後で色々読むことにして(と思いつつ、まだ何も読んでません)、、、と自分で自分を 納得させ、最後にちょちょっとお店を見て、バスに乗り込みました。あーーー。寒かった〜。

さて。バスは次の目的地Aveburyに向います。ここはストーンヘンジに比べるとかなり知名度は落ちますが…ストーンヘンジと 同じくスタンディングストーンのストーンリングが経っている所です。こちらはストーンヘンジと違い、石の近くまで 近寄れる、ということなので、まあ楽しみにしていたのですが…結果的には、雨で足元がぬかるみ、バギーでの移動は 非常に大変で、ささっと見ただけで終わってしまいました。一応リング型にはなっているようなのですが、途中に道があったり 家があったりして、「昔」あったという大型リングを想像するのはちょっと難しいかな、、、と思いました。

写真、ちょっと暗いですが雰囲気はある?


この地で。私が「スタンディングストーン」よりも興味を持ったのは…「Crop Circleまたの 名をミステリーサークル」です。 映画「Signs」ではこのCrop Circleは宇宙人の仕業、としていましたが、ここAveburyをはじめ、ウィルトシャー付近ではここ20年ほど 毎年このCrop Circleが出現するそうです。現れたらどうすんのさ???と思いますが、農家にとっては穀物が倒れてしまうのは 収入減でしかないそうで…すぐに壊してしまうんだそう。な、なーんと!もったいない!!Crop Circleをいたずらとするか、 何かのメッセージとするかは、、、本当の説が明らかになっていない現在は、人々の想像でしかありませんが、私は人為的ないたずら、 とは思っていません。だからって宇宙人の仕業、とも思ってないけど。。。

石の合間でたたずむだんなとりすちゃん




Aveburyを後にし、次の目的地レイコックに向います。途中、WHITE HORSEといわれる馬の、、、なんだ?巨大地上絵とでもいえばよい? …なるものを見たり、本当にかわいらしいいかにもの英国コテージを見たりしながら、狭いイングランドの道をくねくねと進みます。 こりゃ、旅行客泣かせの道だわ…。バスの運転手さんはものともせずに相変わらずぺらぺらぺらぺらーーーー、としゃべりながら 運転してるけどさ。

Aveburyのコテージ


そうしているうちにレイコックに到着。レイコックといえば…!レイコック寺院。最近ではハリーポッターの撮影に使われたとかで、とても有名になりました。私は ハリーポッターを見たことがないので、レイコック、、、と聞いてもピンともポンとも来ませんでしたが…(苦笑)。 残念ながら冬季は閉まっていて外からしか眺められませんでした。遠くから見てもかなり立派で、 前もって入れないコトは知っていましたが、実際に目の前にすると、中に入れないのは本当に残念だ…と思いました。

レイコック寺院の一部


さて。レイコックはランチタイムでもありました。りすちゃんはすでにお腹が空いてしまい、前もって用意した(今回はちゃんと 用意していた!)パンやら果物を先ほどのAveburyで早食い(?)していたので、うーうー文句言うこともありませんでしたが、 私たちも何か食べなければ!!レイコックは本当に小さい村ですが、いくつかのお店があり、私たちは運転手さんがお勧めする The George Innに素直に入りました。バースのGeorgeに続き、このGeorgeもなかなかいい感じ…。しかし。。。味は、、、私が頼んだ サンドイッチは、味付けがまったくされていないステーキサンドだったんだけどさ。出たー!!伝統的英国料理!!の典型ですな。

レイコックのジョージ・イン


中はなかなかステキ


りすちゃんはベビーチェアに座ってミルクも貰ったのでご機嫌さん♪いい感じじゃないのーーー。前回のバースでのGeorgeの 出来事はなんだったんだ…と、だんなと話しながらりすちゃんがうれしそうにしているのを見て、ほっとする私なのでした。

ミルクを飲んでー、、、ご機嫌さん!


ご飯を食べた後は村を散策。本当に小さいので、ゆっくりゆっくり歩いてもあっという間に村を一周してしまいました。 今日は冬の月曜日ということもあって、ほんと静か。運転手さんの話によると、この村に住みたい人はたくさんいるけれど、 家族がレイコックに住んだことがある人じゃないとダメなんだそうです。審査でもあるのか?さっすが階級社会、、、て感じ。 でも、まあそういう厳重な管理でこういう中世にタイムトリップしたような雰囲気が保てるのかもしれないけどね。 言い方は悪いけど、ここにもし日本人20家族が引っ越してきたら、、、もう、ここはレイコックではないでしょ?!きっと。

さて。私は、ここにあった小さなお店で皮の手袋を買いました。あったかーい!!すごくあったかーい!!大事に使いますね!

レイコック村




バスに乗り込み、最後の目的地カッスルクームに向います。このカッスルクームはコッツウォルズ好きには有名な場所みたいです。 行くと決まってからあれこれ調べると、小さな村にも係らず多数の日本人が押しかけているようで、あちこちのウェブサイトから 同じような写真がわんさかー(笑)。それにしても日本人は コッツウォルズが大好きのようだね。いや、分からんでもないけれど、、、私が不思議に思うのは、英国にはコッツウォルズのように ステキな場所はたくさんあるのに、なぜかここばかりが有名だ、ってことです。なんでなんでしょ?多くの英国ツアーに組み込まれている からかしら?それとも、何か「コッツウォルズを題材にした本やドラマ」が流行ったとか…?良く分からない…。

仮面素朴村・実際高級村


まあ、それはさておき。ドライバーのおじさん曰く。このカッスルクームは素朴な村だと思ったら大間違い!ここは実は高級住宅村 で…ここにある家はやたら高い!んだそうです。一般人にはとても手が出せないお値段らしい。 住んでいる方も素朴な人々、、、じゃぁなくて、王室に所縁のある「○○さん」的な紳士淑女が住む村、なんだそうでーーー。 そうだったのねーー。おじさんに聞かなければ、絶対「まあ、可愛い素朴な村!」て思っていたことでありましょう。。。

寒くないのかまだ花が…


ガイドのおじさんの案内で、この村にあるマナーハウスホテルの敷地内に入りました。おぉーー!マナーハウスホテルとはこんなホテルのことを 言うのかぁ〜!私たちを含めた皆はものめずらしそうにキョロキョロ…少なくとも我々にはまだまだ泊まる資格はなさそうだねぇ…。 泊まっても緊張して、、、落ち着かなさそうだよ。かなり平民の私。

有名人も泊まるマナーハウスホテル


その後、写真をあちこちでぱしぱし撮りながら、この村にあった可愛らしいお店へ。わ!可愛い!何か欲しいかもーーー。と思ったけれど、 時間がなさすぎ。けっこうすぱっと買うときは買う私だけど、今回は衝動買いはできませんでした。さすがに数分ではダメか。

猫モノ多し


さて。今日の観光もこれでおしまい。後はバースに戻って解散です。7時間とはすごく長い!と思ったけど、思ったよりあっという間に 過ぎちゃった。りすちゃんも…なんだかずーっといい子で、他のツアー客もりすちゃんを見るたびに「ニッコリ」話しかけ、 運転手さんも「こんな赤ちゃんなら次回も歓迎だよ!」と太鼓判を押してくれました。すごいね。りすちゃん!!

バースに近づくと、雲の切れ目から日の光が漏れ、なんとも幻想的な紫の空に。遠く向こうに紫色のバースの町が見えてなんだか 感動しました。4時過ぎ今朝集合した場所に到着。運転手さんにお礼とチップを渡し、荷物を全部引き取って盛りだくさんの ツアーが終了しました。明日もバース観光予定なので、今日はこのまま駅に向かい、5時前の電車に乗ってブラッドフォードへ。 制服を着た男の子たちがたくさん待っていて「うわ!日本みたい!!」とちょっと制服ボーイに興奮した私(オイオイ…)。 夕方6時前に私たちのアパートに到着。ほっと一息ついて、夕飯の支度。今日のオーブンレンジ料理はコテージパイ。味はまあまあ。

私は喉がすごく痛く、なんだか非常にやばぁぁぁい感じがしたので、熱いお風呂に浸かり、風邪を吹き飛ばそう!とやっきになった後、 就寝。

家に帰ってリラックスのりすちゃん


 2006年クリスマス旅行5日目へ続く



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