ヨーロッパ紀行 - フランス・パリ旅行2004

初めてのパリへの旅模様をお届けします。
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 フランス - パリ旅行(2004年1月)

 Day 1

初めてのパリ旅行はオランダ1月1日発でした。元日・お正月…。オランダのお正月といえば、 一年で一番静かな日。前日遅くまで花火で盛り上がり、 お疲れ休み・・・ともいえます。なんと地下鉄が動き出すのも、 朝9時(!)で、この始発に乗らなければ予約していたタリスに 間に合わないのだ!そんなわけで、ちゃんと地下鉄よ、 動いてくれよ!と心から祈っていたのだった。 ロッテルダムの駅もいつになく人がまばらでとっても静かだった。

タリスも時間どおりに来て、さてパリに向けて出発。 アントワープくらいから雪が舞ってきて、西に進むにつれて どんどん激しくなる。フランスに入るころには(といっても国境線が見えるワケではないのでどこからフランスなのか定かではない) 、一面銀世界になっていて驚いた。これがまた。銀世界の下は、農場なのかしら? なんだか分からないけど、見渡す限りだだっ広い土地が広がっている。家一軒視界に入ってこない。。 フランスって田舎なのねェ。って、オランダも充分田舎なんですけどね。

そろそろパリに着きますよ、と放送があっても、一向に都会らしい雰囲気にはならないので、 この放送が放送時間を間違えたのか?それとも…パリって実はすごく小さいところなのかもしれない、と思った。 しかし、やはり放送は正しかった。ようやくアパートがぽつぽつ現れたと思ったら、あっという間に パリ北駅(Paris Nord)に到着。電車を降りた途端、都会っぽさを感じた。 というか、ヨーロッパの中心、てことかな?だって、この駅には 各地(各国)から電車が到着するんだよ。イギリス、ドイツ、 スペイン・・・。ヨーロッパは陸続きなのだ、と実感できる駅。すごいなあ。

Hotel Langloisの部屋


駅からはホテルに向かう。地下鉄の切符を購入して、さあイザ! パリの地下鉄、初体験♪♪♪…って♪を3つも使ってしまったけど…でも、色々話も聞いてたけど、なんか、 私が思い描いていたものより実際の地下鉄はずっと普通だった。スリらしきジプシーも いないし(どの電車にも乗っているワケではないんだね?)、乗り間違えもないし。というか・・・。

私、勘違いしてました(汗)。終点駅の名前をきちんと確認しないと、て何人 もの人が言ってた気がするけど、私、てっきり、パリの地下鉄は色んな方面に向かう電車が すべて同じホームに入ってきて、電車の先頭に行き先プレートをしっかり見極めなければいけないのかと思ってたの。 ほら、バスと同じ原理ですよ。 それで。初めて乗るときには、真剣にホームから首をちょこっと突き出して、かなりの速さで入線してくる電車をおっかなびっくり 凝視していたんだけれども…無い!!そもそもプレートそのものがナイ!こりゃ、一体どうすればいいんだ!・・・て。 アホですわ。でも、そう信じていたから、実際はずっと楽だったわよ。



今回のホテルは私好みのプチ・ホテル。Hotel Langlois (hotel Des Croises)というホテルで、ギャラリー・ラファイエットのそば。 アメリカの映画にも使われたらしいです。部屋も想像していたよりずっと広くって、 立地条件も良く、これで一泊(一部屋)88ユーロとはお薦め、です(※残念ですが現在はすでに閉鎖です)。

荷物を置いて、さっそくパリ見物に。今日は1月1日でほとんどの 観光地はお休み。唯一OPENしているのが、エッフェル塔だったので、 選択肢はここしかありません。でも、初めてのパリなんだし。まずはエッフェル塔っていい選択だと思う。 まずは、凱旋門まで地下鉄で 出かけ、凱旋門を見物。凱旋門の前にきて、たくさんの観光客が いるのに驚きました。さすがパリ!!!世界一観光客がやってくる街なんだなあ。そういえば、 1月1日だっていうのに地下鉄にもたくさんの人が乗っているし、道路も人で溢れかえっている。 だんななんて、1月1日にこんなたくさんの人を見たのは初めてかもしれない… と呟いておりました。そんな彼には、日本に来てもらって、日本の初もうでを体験してもらわなくては!! さて、凱旋門ですが、一部修復中だったため写真集で見るような美しい 光景、とはいかなかったのが残念でした。


凱旋門は一部改装中・・・


しかも、ここは風の通り道。 やたらくたら寒いし、雪は舞うし・・・で、早々に退散することに(汗)。 お次は超有名「シャンゼリゼ通り」を歩く。ああ、ここがシャンゼリゼ!! 「OH! シャンゼリゼ〜」と…あの有名な歌が頭の中をぐるぐる回ってしまう。 多くのお店が休みだったけど、やっているお店もあった。えらい!すごい! 日本人的根性だ!!なーんてね(※パリは、観光客向けのお店は日曜OPENも許可しており、それ以外のお店には許可を与えていない。 別に日本人根性というわけではない)。カフェやレストランもかなりOPENして いるので、食い逸れることはあるまい、とちょっと安心。 モンテーニュアベニュ近くまでタラタラと歩き、カフェに入って 一休み。

モンテーニュアベニュに着く頃、ちょうど夕方5時になった。 ここはクリスマス・イルミネーションが綺麗!といわれていたので、 夕方に行きたかったのだ。歩き始めると、パッと電気がつき、一面が 一気に華やかになった♪♪。さらにこの通りには、世界の大ブランド 店が連なっていて、優雅さ&気品モードが溢れていたなあ〜。 普段、オランダの田舎に住む私には眩しいくらい・・・。こんなお店で ばばーんと商品を買っちゃう日本人!!やっぱ、金持ちぃ・・・。

モンテーニュアベニュ
のイルミネーション


高級ストリート、モンテーニュ・アベニュを後にし、てくてくとエッフェル塔に向かう。地図も見ずにどんどん前を歩くだんなに、 「本当にこれで正しいの?本当に?」と10回は聞いたような気がする。その度に、「本当に正しいんだよ!120%!」と答えるだんな。 彼はどうしてそんなに自信を持てるのか?かくいう私は、どうして正しくないような気がするのか?! すると、突如、左前方にエッフェル塔が見えたので、おお、正しかったのだわ!!!と思いきや、だんなが「あー・・・間違えた。120%じゃなかった。 やっぱり地図を見るんだった。わ〜!エッフェル塔を見ちゃダメ!」とワケの分からぬことをいう。一体彼はどうしてしまったんだ?と思いきや、 自分が○年前に初めて見て感動した場所から見て欲しかったのに、道を間違えたために、予期せぬところでエッフェル塔が見えてしまったんですってさ。 さようでしたか・・・。

「ハイハイ、見えませんよ〜。」とエッフェル塔を極力見ないようにし、地下鉄トロカデロ駅に向かう。どうやらトロカデロ広場からの景色が 最高らしい・・・。・・・たしかに。ワオ!先ほど暗くなった夜空にエッフェル塔が輝いている。一瞬見ただけでも、曲線美が際立っている。やはりエッフェル塔は アールヌーボー時代の象徴そのものなのだなあ。東京タワーとは…申し訳ないけれど、全然違う!!


クリスマスツリーのような
エッフェル塔


すっかり嬉しくなってカメラを取り出し、パシャパシャ撮影。 いや、パシャパシャ撮るつもりはなくても、つい、ああ、ここから、 あそこから。今の時間のほうが綺麗かも!と…ついつい撮ってしまうのだ。 そんなことをしているうちに、階段から転げ落ちる私。ゲゲゲゲ(汗)。 中学生以来だよ。階段から転げ倒れたのは。ま、2段くらいで済んだから 良かったけれど。倒れるなり後ろからアラブ系と思しき男性が階段を 駆け下りて助けてくれた。メルシー、メルシー。どうも、どうも。 それにしても、酔っ払ってもいないのに…興奮しすぎたのだろうか。

幸い痛みもなく、汚くなったコートとかばんを抱えてエッフェル塔まで 直行!目の前までくると、突然ライトがチカチカと点滅しだし、 歓声が挙がった。おお、これは。エッフェル塔バージョンのクリスマスツリーだよ!なかなか派手なライトで良かったです。

さて、ここまでくれば、塔に登るっきゃない!のですが、さすが他の観光地が空いてないこともあるのか…、ものすごい混みようです! パリでの最初の行列。待ってる間もねえ。寒いのよ〜。でも。割り込みもできないしね。待つこと1時間かな。ようやく切符を購入し、 2階まで上がることにした(1階から3階まで選ぶことができる)。エレベーターに乗って、進みだすと、ムッハ〜〜、というような 色気のある歓声が挙がった。なんかフランスっぽい。ラテンっぽい。単なる歓声までお色気たっぷりに感じてしまうとはオドロキだ。 オランダ語や英語とは明らかに違う。

2階まで上がり、外にでてパリの夜景を見物するが・・・。寒い。寒い!! 下には昼間の雪がジャリジャリと溜まっているし、風は強いし。で、やっぱり早々に退散。中でお土産を見たり、ちょっと温まってから、 1階に向かった。1階では写真展なんかもやっていてさらに温まることができた、てここに温まりにきたワケじゃあないんだけれども。 ミレニアム(2000年)の花火の様子のビデオが流れてたけど、すっごく綺麗だったんだね。行きたかったなあ。皆、食い入るように画面を見つめていました。次は3000年? そうだとすると、どう頑張っても生きてないよなあ・・・(ため息)。



下に下りて、空腹を満たすレストランを探すため、またトロカデロ駅付近まで戻る。駅の前辺りには、何軒かのホテル、レストランが 連なっていたので、手っ取り早くそのうちの一つに入る。 フランス語&下にちょこちょこ英語のメニューがあるのが分かった。英語だ!英語なら分かるぞ! と思ってメニューに頭を突っ込んでみたが、なんだかきちんと訳されてなくて結局分かるようで分からないメニューだった。 でも、こういうのも何故かフランスらしいなあ、と思う・・・。結局、二人で似たり 寄ったりのセットメニューを頼む。店員さんも噂どおり、 フランス語ばかりで、英語はロクロクしゃべれないようだった。 でも日本だってそうだもんね。オランダがすごすぎるんだよ。だって、これがオランダだったらさ。こっちが「よおし!オランダ語で頼むぞ〜!」と意気込んでも、「What would you like to order?」etc.とサラサラ〜、と英語で言われて意気込みがぷーっと吹っ飛んじゃうんだもの。


ホテルの外観はまだ
クリスマスの飾り


私が本日頼んだのは、前菜はチーズの茄子包み。メインは ペッパーステーキ。デザートはアイスクリームのホット・ チョコレートかけ。やっぱり料理が美味しいことで有名の国だけ あるね。ソースが普通に美味しい。オランダでは、 ご飯の美味しいお店を前もってきちんとチェックして入らないと、 美味しいと心から喜べる料理には出会えない。そう考えると、 行き当たりばったり入っても、高いレベルのお料理を出せる フランスってオランダとは違うわ。 ご飯を終えて、地下鉄に乗ってホテルに着くとすでに11時半。こんな時間でも夜出歩いてる人はいるし、カフェは混んでいるし。 この都会っぷりは東京みたいだなあ、となんとなく懐かしい気分に浸ってしまった。


 2004年パリ旅行2日目へ続く



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